【FP監修】マニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」の評判・口コミってどう?専門家が解説!
外貨建て保険で人気のマニュライフ生命の通貨選択型変額終身保険「未来を楽しむ終身終身」。
実際の評判や口コミはどうなのか?そこで今回はメリットやデメリットを含めて「未来を楽しむ終身保険」を徹底解説していきます。
ぜひ外貨建て保険選びの参考にしてください。
記事監修者
ファイナンシャルプランナー
五十嵐 真一
商品の特徴を解説
変額終身保険という言葉も耳にしたことがある方も少ないと思うので
まずは仕組みと内容・メリットとデメリットを分かりやすく解説していきたいと思います。
マニュライフ生命保険株式会社の公式ホームページです。マニュライフ生命保険は、カナダに本拠を置く金融サービスグループ、マニュライフのグループ企業です。
商品の内容と仕組み
未来を楽しむ終身保険は、保険料は一時払いのみとなっており、払込いただいた保険料を米ドル建てや豪ドル建てで安全に運用をしていく「定額部分」と株式や債券に投資をしてお金を増やしていく「変額部分」にわけて運用される一時払終身保険です。
定額部分で一時払保険料最低保証割合を守りながら、変額部分で運用成果を期待することができるため安全性かつリターンを兼ね備えた仕組みとなっています。
万が一のあった場合、死亡保険金は払込保険料の100%は最低保証されます。(外貨建てベース)
また、未来を楽しむ終身保険はターゲットタイプと定期引出タイプに分かれており、好みに応じて選ぶことが出来ます。
タイプ1 ターゲットタイプ
自動的に移行されるタイプです。
目標到達可否は契約日から1年経過後毎営業日、判定されるためお客さまが管理する必要はありません。
目標額は110%、120%、130%、140%、150%、200%から選ぶことが出来ます。
死亡保険金は支払った保険料に対し最低保証100%もしくは110%の2つで構成されています。
項目 | 最低保証100% | 最低保証110% |
一時払最低保険料 | 20,000米ドル 20,000豪ドル |
20,000米ドル 20,000豪ドル |
積立利率運用期間 | 10年または15年 | 15年 |
払込方法 | 一時払い | 一時払い |
保険期間 | 終身 | 終身 |
契約者年齢 | 15歳~80歳 | 15歳~87歳 |
※現在、一時払保険料最低保証割合110%については取り扱い休止
となっています。(6月5日時点)
タイプ2 定期引出タイプ
項目 | 内容 |
最低保証額 | 105% |
一時払い最低保険料 | 20,000米ドル 20,000豪ドル |
積立利率適用期間 | 15年 |
払込方法 | 一時払い |
保険期間 | 終身 |
契約者年齢 | 15歳~75歳 |
手数料について
外貨建て保険の為、為替手数料がかかります。
それぞれ「円貨を外貨に換金する際」「保険金を受け取る際」「定期引出金受け取り時」の手数料を見ていきましょう。
・保険料払込時の為替手数料 50銭/1ドル
・死亡保険金受取時の為替手数料(米ドル) 1銭/1ドル
・死亡保険金受取時の為替手数料(豪ドル) 3銭/1ドル
・定期引出金、積立金全額払い出し時(米ドル) 1銭/1ドル
・定期引出金、積立金全額払い出し時(豪ドル) 3銭/1ドル
また上記以外の費用として、生命保険を運営していく上での「保険関係費」と運用管理の為の費用として「運用関係費」も負担することとなります。
未来を楽しむ終身保険の注意点
注意点① 変額部分の結果により、元本割れのリスクも
変額部分においては、株や債券などに投資することによりリターンを期待するものであるため、その反面リスクは大きくなります。
ただ、保険料の100%を変額部分で運用しているわけではなく、一般的な投資と比較すると元本割れするリスクは低いでしょう。
また、ターゲットタイプにおいては後述するターゲット機能があるため確実に得た利益を確保できる仕組みも備わっています。
注意点② 目標判定には解約控除も加味される
保険契約は中途解約をした場合、解約控除という経過年数に応じて決まる手数料が引かれます。
目標判定は解約返戻金での判定になるので、契約から1~2年で到達することは考えにくいので注意が必要です。
未来を楽しむ終身保険のメリット
メリット① 契約時に健康告知なく加入できる
一般的な生命保険においては、健康告知が必要なため病歴などがあると加入できない場合や保険料が割高になるケースがあります。
しかし、未来を楽しむ終身保険であれば病歴のある方や健康に不安のある方でも加入することが出来ますし、死亡保障を持ちながら資産運用をできることは非常に大きなメリットです。
メリット② 死亡保障が最低保証される
被保険者が死亡したときの保険金額(払込金額)が保証されています。
さらに積立金額、解約返戻金、基本保険金額(一時払保険料額)の最も大きい金額となります。
変額保険ということもあり、資産形成の手段として選択肢の一つとして考える方が多い中、本来の保険の機能も備わっています。
メリット③ ターゲットタイプでは目標到達を管理してくれる
ターゲットタイプは運用目標額を設定し、到達すると円建て終身保険に移行し運用で得た利益を確保してくれます。
また、為替状況も加味した上で判定されるため、外貨で目標に達していなくても為替が円安で目標に到達してくれるという機能なので特に管理する必要はないのも運用経験のない方には非常に嬉しい仕組みになっています。
為替リスクについて
外貨建て保険において、必ずリスク要因の一つになるのが為替のリスクです。
例えば、保険金額が米ドル10万米ドルの保険に1ドル100円の時に加入したとしましょう。
この場合、円貨ベースでの払込保険料は1,000万円です。(為替手数料は除く)
1ドル80円の時に亡くなられた場合は、100,000ドル×80円=800万ですが、1ドル120円の場合だと100,000ドル×120=1,200万円となり、400万円もの大きな差が生じてくるのです。
ターゲットタイプの場合、基本保険金額が外貨建てベースで100%保証ではありますが、
保険金受取時に為替レートも重要になってきます。
実際の評判はどう?
「難しくて相場をみることは出来ないのですが、未来を楽しむ終身保険ではある程度運用をお任せすることが出来るので、気軽に運用を始められることが出来ました。」
「一度、銀行の窓口で提案を受けたことがありますが、少し商品性が複雑に感じました。」
これまでの内容をまとめるとターゲットタイプと定期引出タイプがあり、ターゲットタイプにおいては目標の到達を管理してくれる。定期引出タイプ毎年の利益を受け取り自由に使うことが出来ます。
この仕組みを考えると、
ターゲットタイプでは投資に抵抗がある方や、個別株等の運用を控えたい、運用の管理が面倒という方にあっており、定期引出タイプは老後の年金を補いたいという方に合っているのではないでしょうか。
勿論、リスクもあり仕組みも複雑であるため、理解が浅いまま加入した方も少なくないかもしれません。
不安な方はプロに相談時に、しっかりに聞いた上で加入するとよいでしょう。
「まずは気軽に保険のことを相談してみたい!」という方にお勧めなのが、Moneypediaのオンライン保険相談サービスです。
保険のことをいつでも・どこでも・気軽に・何度でも専門家に相談することが出来ます。
まずは一度、下記リンクからご相談されてみてはいかがでしょうか。
Moneypediaのオンライン保険相談サービス
いつでも・どこでも・気軽に・何度でも専門家に相談