【FP監修】プルデンシャル生命の外貨建て保険に向いている人、向いていない人とは?FPが分かりやすく解説!
日本で外資系の保険会社と聞くと、プルデンシャル生命を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。紹介のみで営業をするスタイルの会社ですが、主力商品はドル建て保険です。今回はそんなプルデンシャル生命のドル建て保険について調べていきましょう。
記事監修者
ファイナンシャルプランナー
柴田 秀樹
外貨建て保険の特徴
機能面では、通常の保険商品と同じく、終身保険の場合は、死亡保障が一生涯続く保険になり、定期保険の場合は、死亡保障が決められた期間続く保険になります。
プルデンシャル生命の外貨建て保険とは?
プルデンシャル生命の一押しの外貨建て保険は「ドル建て」保険です。
ドル建ての理由は、日本よりも米国のほうが高金利だからです。日本では何年も低金利が続いていて、従来の円建ての終身保険では十分な貯蓄性をもたせた商品をつくれません。しかし、ドルで保険を作れば、ドルで運用できるため予定利率が高く貯蓄性のある保険にすることができます。
また、高金利な国の通貨は他にもありますが、世界基軸通貨であることや、通貨の流通量を考えると、安全性を持たせた運用ができるのも強みです。
プルデンシャル生命のドル建て保険のメリット
メリット1:優秀なプランナーが担当に
プルデンシャル生命のドル建て保険へ加入するメリットは、優秀な「プランナー」が担当になってくれることです。140年以上にわたり培われたノウハウも用いて教育されたプランナーが、それぞれのニーズに合った保障プランを設計してくれるところが強みになります。
メリット2:円建てと比べて高い利率で運用可能
やはり、円建てよりも利率が高い点は大きなメリットです。
加入するタイミングによって、利率は変わります。しかし、変動があったとしても、
円建ての商品よりも高い利率である可能性が高いです。
少しでも効率よく運用することを優先する場合、円よりもドルが優位性が高いと言えるでしょう。
プルデンシャル生命のドル建て保険のデメリット
デメリット1:為替の影響を受ける
プルデンシャル生命のドル建て保険は、貯蓄性のある保険商品になっています。プルデンシャルの商品よりも貯蓄性が優れている他社商品は存在します。例えば、年間の利率(予定利率)を比較すると、ドル建て保険で同じ性質の商品でも一番ではありません。
また、前述した「プランナー」もプルデンシャル生命には、プランナーが5000人弱在籍しているので、本当に優秀なプランナーか見極めが必要になってきます。
そのため、多くの保険会社の商品を比較検討できる、かつ、担当者制度を整備している代理店の方と話し合って商品を選択するのがいいかもしれません。
デメリット2:予定利率が固定されている
先述のメリット2にも挙げましたが、生命保険には予定利率という概念があります。
円建ての保険と比較して、ドル建ての保険では高い予定利率が適用されているため、割安な保険料と高い返戻率を実現することが出来ています。
その一方で、外貨建て保険の中には金利動向に連動して予定利率が変動する商品もあります。
このような商品では金利上昇時の恩恵を受けることが出来ますが、プルデンシャル生命のように固定利率ではその恩恵を享受することが出来ません。
プルデンシャル生命の外貨建て保険の口コミや評判
〇円換算する特約があり、安心。契約時に円換算する特約をつけておくことで、保険料の支払いや将来受け
取る保険金をドルを円に換算した金額で受け取ることができる点が安心しました。
〇死亡保険金があるため、万が一自分に何かあっても、家族が路頭に迷う心配がない。
長期的な運用が前提になりますが、利率も円より高く、安心感があります。
プルデンシャル生命の「米ドル建てリタイアメントインカム」とは?
保障内容
米ドル建てリタイアメントインカムの保障内容は下記の通りです。
・死亡・高度障害時の保障
・満期保険金もしくは終身年金から選択できる
米ドル建てリタイアメントインカムは、年金として受け取ることができ、それに加えて、死亡保障も兼ねているため、養老保険の側面があります。
また、加入対象年齢は、0歳~60歳です。
保険料
保険料について解説します。
保険料の支払方法は、月払い、半年払い、年払いから、契約時にご自身で選べます。
また、米ドル建てですが、日本円で支払うことも可能です。
ただし、為替手数料が必要なので、その点に注意が必要です。
米ドル建てリタイアメントインカムのメリット
実際、加入を検討されている方も多いかと思いますが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
メリットとして考えられるのは下記の2点です。
1.円建て保険より利回りがいい
2. 満期保険金の受け取り方法を3つから選べる
この二つについて、具体的に見ていきましょう。
1 円建て保険より利回りがいい
やはり大きなメリットは、円建て保険より高い利率で運用できる点です。
もちろん、契約のタイミングによって利率は変動します。しかし、変動するとしても、円建て保険より高い利率である可能性は高いです。
資産があり、少しでも効率よく運用したい方や死亡保障で万が一にも備えたい方であれば、断然「ドル建てリタイアメントインカム」がいいと言えるでしょう。
2 満期保険金の受け取り方を3種類から選択できる
プルデンシャル生命の「米ドル建てリタイアメントインカム」の満期保険金の受け取り方法は3つから選択できます。
保証期間付終身年金では、5・10・15・20年から期間を選択しておけば、生死を問わず、年金が受け取れます。期間を過ぎても生きていれば、年金を受け取り続けられます。
確定年金は、受け取り期間を5・10・15・20年から選べ、保険金を年金として分割して受け取る方法です。また、万が一、年金を受け取っている最中に死亡しても、保険金の残りを一時金として受け取れます。
保証期間付夫婦連生終身年金は、上記二つと同様、期間は5・10・15・20年から選べます。
そして、選択した期間内であれば、生死を問わずに年金が受け取れます。
さらに、保証期間を過ぎても、夫婦のどちらかが生きていれば続けて年金を受け取れます。
保証期間付終身年金を選択できるのは、「米ドル建てリタイアメントインカム」の大きなメリットではないでしょうか。
ご自身に合った受け取り方法をプロと相談しながら決めるとよいでしょう。
米ドル建てリタイアメントインカムのデメリット
メリットがある反面、デメリットもあります。
保険加入時に、比較検討する上で、重要なポイントです。
ここでは2つのデメリットについて解説します。
1. 為替の影響を受ける
2. 途中解約をすると元本割れリスクがある
では、具体的な内容を見ていきましょう。
1. 為替の影響を大きく受ける
外資建て保険は、為替リスクがつきものです。
米ドル建てリタイアメントインカムも、ドルで支払い、ドルで受け取るため、為替レートの変動によって、金額が増減します。
支払時のレートより、受け取り時のレートが円高に傾いていた場合、受け取る金額が支払った金額を下回る可能性があります。
また、逆も然りで、支払い時のレートより、受け取り時のレートが円安に傾いた場合、受け取る金額が支払った金額を上回る可能性もあります。
つまり、為替レートによって、受け取り金額が増減します。
そのため、メリットにもデメリットにもなると言えるでしょう。
途中解約をすると元本割れリスクがある
途中で解約すると、元本割れのリスクがあります。どの保険も支払い期間中に解約をすると、元本割れリスクがあります。
また、米ドル建てリタイアメントインカムは、解約返戻金支払い時に解約控除があります。
解約控除とは、解約時に積立や責任準備金から手数料を差し引いて解約返戻金を算出する制度です。
契約後、早期に解約すると、為替レートの影響に加えて、解約控除もあるため、契約時にはご自身が支払い可能な金額、期間をしっかり考慮した上で契約することが重要です。
また、ご自身にとってベストな金額、期間を算出することは難しい点もあるかと思います。
そのため、プロ現と一緒に現状の収支のバランスや将来のライフプランを加味した保険の契約内容を考えることで、より効率的に将来に備えられるでしょう。
プルデンシャル生命の外貨建て保険が向いてる人
プルデンシャル生命の外貨建てが向いている人は以下のような人です。
・円以外の外貨に資産を分散したい人
・為替リスクをしっかり理解し、リスクを把握した上で運用できる人
やはり、外貨建てであるため、為替リスクはつきものであり、リスクへの理解が必須となります。
プルデンシャル生命の外貨建て保険が向いてない人
一方、プルデンシャル生命の外貨建てが向いていない人は下記の人です。
・為替が分からない人
・為替リスクによる元本割れを避けたい人
円建ての商品と基本的な仕組みは同じですが、円建てと異なるリスクについてしっかり把握した上で
加入しましょう。
まとめ
商品特性・リスクを丁寧に理解しやすく説明してくれる担当者と一緒に、将来の円安にそなえるための分散投資をしたい人、外貨資産を蓄えたい人にとって有効な商品です
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