【FP監修】ソニー生命のドル建て積立保険って実際どうなの?メリットやデメリットをわかりやすく解説!
この記事ではソニー生命の外貨建て終身保険について解説していきます。
そもそも外貨建て保険とはどういうものなのかを解説し、ソニー生命のドル建て保険についてメリット・デメリットを挙げてわかりやすく詳しくお伝えしていきます。
記事監修者
ファイナンシャルプランナー
柴田 秀樹
ソニー生命の外貨建て保険とは?
ソニー生命が扱っている外貨建て保険にはいくつか種類がありますが、今回はその中でも最も主力である米ドル建終身保険についてお話をしていきたいと思います。
ソニー生命の米ドル建終身保険の特徴
- 加入年齢対象が0歳~85歳と幅が広い
- 終身保険であるのに途中で解約できる
- 他社と比較して為替手数料が安い
実際のシミュレーション
被保険者 | 35歳 |
保険金額 | 10万米ドル |
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 60歳まで |
個別扱月払保険料 | 男性 176.20米ドル 女性 147.90米ドル |
つまり30歳男性を例に挙げると、10万ドル(約1100万円)の一生涯の死亡保障を持つために必要な保険料の累計は、63,000ドル(約700万円)ということになります。
死亡保障に対して63%ほどの保険料で済む、ということからドル建ての大きなメリットがお分かりいただけると思います。
※2022年8月現在の条件でシミュレーションしています。
ソニー生命のドル建て保険はどのような方に向いている?
①安定した資産形成を目的にしている人
マイナス金利の影響によって、銀行預金ではわずかな利息しか望めない中、米ドルなどの外貨で資産のリスクヘッジを目的としている人には向いています。
また、高金利な国の通貨は他にもありますが世界基軸通貨であることや、通貨の流通量を考えると安全性を持たせた運用ができるのも強みです。
運用パフォーマンスは株式などの証券運用に劣ってしまうかもしれませんが、ドル建て終身保険は将来の解約返戻金がドル建てで確定出来る分、安定した資産を増やしていきたい方には向いていると言えるでしょう。
②しっかりとした保障を持ちたい人
亡くなってしまったり、高度障害になってしまった時に大きな保障を持てるという点が終身保険の良い点です。
また一生涯にわたって保障を持ち続けられるので、人生100年と言われるこれからの時代にも適していると言えます。
ソニー生命のドル建て保険のメリット
メリット1:資産運用をしながら資産分散ができる
保険料として払い込む際は銀行口座振替などで日本円を用います。
しかい運用するのは日本円よりも利率の高いドル建てなので、利率の低い日本の銀行に預けておくよりも効率の良い資産運用が出来ます。
また、米ドルを保有している方はその米ドルで払い込むことも可能です。
メリット2:ソニー生命の安定した財務基盤
生命保険会社が経営破綻してしまった場合、大切な資産や保障はどうなってしまうのでしょうか。
そのような不安に対して有効な指標が、ソルベンシーマージン比率です。
200%以上という水準が求められていますが、ソニー生命は2019年時点で2,476%と非常に高い水準を維持しています。
ソルベンシーマージン比率とは
ソルベンシー・マージン比率は、大震災など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる支払余力をどれだけ有しているかどうかを判断するための行政監督上の指標の一つです。
行政が判断する一定の水準を上回っていれば、経営の健全性について一つの基準を満たしていることを示します。
しかしこの比率だけをとらえて経営の健全性のすべてを判断することは適当ではありません。
メリット3:保険料を前納すると割引される
保険料は毎月一定額を払い込むというイメージが強いかもしれません。
既に手元にある程度の資金を保有されている方は、前納という制度を活用することも可能です。
前納によって将来の保険料をまとめて払い込むと、一定割合で保険料が割引されるというメリットがあり、ソニー生命のドル建て終身保険ではこのような使い方が可能です.
メリット4:為替手数料が比較的安い
ソニー生命の外貨建て終身保険は、為替手数料が他の保険会社に比べて安い点もメリットです。
商品を選ぶ際の判断基準の一つに、為替手数料を挙げる人もいます。
為替手数料は、外貨から円に転換する場合、必ず必要な手数料です。
この為替手数料は、各保険会社によって異なります。
- 保険会社A:為替手数料は50銭
- ソニー生命:為替手数料は1銭
であり、非常に安く設定されています。
外貨建て保険は、長期で運用することが前提であり、加入年数が経つにつれて将来受け取る外貨額は増えます。
つまり、受け取る金額が大きくなるほど、為替手数料の合計額も大きくなります。
そのため、商品を選ぶ際の基準に為替手数料を考慮する人もいます。
メリット5:高い利率で固定されている
ソニー生命のドル建て終身保険は、日本円建ての保険と比較して高い水準の予定利率が適用されています。
ドル建て終身保険の中には利率変動型の商品も多く、それらの商品では金利上昇下ではメリットを享受できる一方、下落局面においては期待していたパフォーマンスを下回ってしまうことも考えられます。
※保険会社によっては最低利率を保証しているものもあります。
そのため、保険を安定した資産形成の軸として捉えている方にとって、ソニー生命の商品設計は非常にマッチしていると考えられます。
ソニー生命のドル建て保険のデメリット
デメリット1:為替の影響を受ける
日本円で払い込んだ保険料をドルに換えて運用するので、死亡保険金や解約返戻気を受け取る際には為替の影響を受けます。
受取時の為替動向次第では、払い込んだ金額よりも下回ってしまうことがあるため、プロとしっかり話し合った上でプランを設計することが重要です。
デメリット2:固定利率である
積立利率が固定である点は、デメリットの一つと考えることも出来ます。
実際、他社の商品でソニー生命の固定利率以上で運用されているものがあります。
しかし、その場合、常にソニー生命よりも利率が高いわけではなく、運用成果によって利率が変動します。
つまり、ソニー生命の終身保険は、運用成果が例え悪かった場合でも、固定利率であるため、安心感があると言えます。
デメリット3:保険料がクレジットカード払いにできないのでポイントが付けられない
クレジットカードでお支払いをして頂くとポイントが付きます。
ただ、デメリットとしてソニー生命の外貨建て終身保険はクレジットカード払いが出来ないのでポイントを付けることが出来ません。
ソニー生命の米ドル建終身保険の口コミや評判
複数の外貨建保険を比較しましたが、ソニー生命の為替手数料の安さが決め手になりました。
為替手数料の安さは、将来、受け取り金額が増えた際の安心感に繋がりますよね。
学資保険の代わりに加入しました。
子供の学資準備に時間が十分あるため、円建ての学資保険よりも将来多く受け取れる可能性がある点が魅力的でした。
ソニー生命の外貨建て保険が向いてる人
まとめると、ソニー生命の外貨建てが向いている人は、
・安定した資産形成を目的にしている人
・しっかりとした保障を持ちたい人
といえるでしょう。
まとめ
外貨建て保険とは外貨で運用していくのでレートによって左右されてしまう事があります。
また、一般の保険とは違った判断が求められます。
そして外貨建て保険はソニー生命だけでなく他社にもあります。
どの保険があっているのか分からないという方はFPに相談してみてはいかがでしょうか。
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