【2023年最新版】学資保険おすすめランキング|返戻率などから専門家がわかりやすく解説!

学資保険2023.01.08 公開 | 2023/01/09 更新

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本記事では、数ある学資保険の中から、2022年おすすめの学資保険をランキング形式でご紹介いたします。
保険のプロであるファイナンシャル・プランナーが、各商品の特徴と返戻率を詳しく解説しています。
おすすめの商品を知ることで、ご家庭に適した学資保険が選べます。

まずは学資保険の特徴を確認

学資保険の特徴は、大きく分けて2つあります

①子供の入学時などの節目に合わせて、お祝い金や満期保険金を受け取ることができる

学資保険という名前の通り、子供の学資準備のための貯蓄タイプの保険ということです。

また、保険料は払込期間中、一定の保険料で変わらないのも特徴です。

②契約者に万一のことがあったときは、保険料の支払いが免除になる

学資保険ならではの大きな特徴です。

契約者は特別な事情がない限り、親がなるのが一般的です。

家計を支えている親に万一のことがあると、子供の教育にも影響がでてしまいます。

万が一のことがあっても、子供には充分な教育を受けられるように準備できるのが学資保険なのです。

毎月決まった額の保険料を払うことで、子どもの成長に合わせた進学準備金や満期学資金を受け取ることができます。

さらに、突然の事故などにより親(契約者)が亡くなった場合は、それ以降の保険料の払込が免除となり、保障がそのまま継続され学資金を受け取ることができるのも、他にはない特徴です。

 

学資保険の目的

学資保険に加入する際に、まず始めに明確にするべきなのが目的です。

なぜなら、目的を明確にすることで、商品の絞り込みができるからです。

既に学資保険に加入している方から、加入した目的を聞くと、いちばん多い答えが「子供の学費の準備」という回答でした。

文部科学省が調査したデータに、こんなものがあります。

  • 公立幼稚園:223,467円 / 私立幼稚園:527,916円
  • 公立小学校:321,281円 / 私立小学校:1,598,691円
  • 公立中学校:488,397円 / 私立中学校:1,406,433円
  • 公立高校:457,380円 / 私立高校:969,911円
  • 公立大学入学費:282,200円 / 私立大学入学費:261,089円
  • 公立大学授業料:535,800円 / 私立大学授業料:864,384円

これは子供1人の1年間の教育に関する費用(給食費や部活動費や学校行事など含む)を表したものです。

この金額を急に準備するのは、親の負担が大きすぎるかもしれません。

そのため、学費の準備を目的にする方は大変多いのです。

その他には、親の万一のときの備えや、子供の病気や怪我に備える、といった回答がありました。

これらを参考に、学資保険に加入する目的を明確にしてみてください。

 

学資保険のメリットとデメリット

学資保険に入らなくても自分で貯金をすればいいのでは・・・と思う方もいるかもしれません。

でも学資保険には、単純な貯金より良い点があるのです。

貯蓄と比較しつつ、学資保険のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

学資保険のメリット

  • 返戻率によっては、貯金よりもお金が貯まる
  • 契約者(親)に万一のことがあっても、保険料の払込は免除になる
  • 生命保険控除が使えるので、税制面で得がある
  • 貯蓄が苦手な方でもまとまったお金を貯められる

学資保険のデメリット

  • 途中解約すると、元本割れする可能性がある
  • 返戻率が100%以下の商品は、貯蓄の方がお金が貯まる
  • 保険会社が万一破綻した場合、全額が補償されない場合がある

両方の側面を見ても、メリットの方が大きいと言えるでしょう。

ただし、選ぶ商品によって大きく変わってくる場合もあるので、商品選びは慎重にしなければなりません。

 

学資保険で重要になる払戻率ってなに?

学資保険を選ぶ際に、多くの方が最も重視するのが「返戻率」です。

返戻率とは、支払う保険料に対して、いくら受け取れるのかをパーセントで表したものです。

例えば、返戻率105%の学資保険に100万円の保険料を支払った場合、受け取り金額は105万円ということになります。

返戻率の計算式は下記の通りです。

  • 「返戻率 = 満期保険金やお祝い金などの受け取る金額の合計 ÷ 支払う保険料の総額 × 100」

返戻率は大きい数字ほど、受け取る金額も多くなります。

返戻率は保険会社や、支払い方法、特約の付加、などにより大きく異なってきますが、学資保険を選ぶ際には、できるだけ返戻率の高い学資保険をおすすめします。

2023年度版 学資保険おすすめランキング!!

ここでは保険のプロであるファイナンシャルプランナーが、今、おすすめしたい学資保険をランキングでご紹介します。

選んだ基準は下記の通りです。

  1. 返戻率
  2. 商品の柔軟さやわかりやすさ
  3. 補償内容

以上の項目を考慮し、独自の目線で、各商品の特徴をご説明していきます。

それぞれの商品で返戻率を比較しやすいために「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い」を基本として表していきます。

また、払込期間についてですが、子供の誕生日によっては、18歳満期や18歳払込終了を17歳にしなくてはならない商品もありますが、この記事内では18歳表記で統一させていだきますことをご了承ください。

※問い合わせの多い商品をランキング形式でご紹介しております。

学資保険おすすめランキング1位 明治安田生命[つみたて学資]

1位は、明治安田生命「つみたて学資」です。

こちらは、魅力的な返戻率と、シンプルでわかりやすいプランの理由から、支持者が多くいます。

つみたて学資の特徴

明治安田生命「つみたて学資」の特徴はこちらです。
  • 業界トップクラスの返戻率
  • 保険料払込期間が15歳で終了
  • 18歳から年に1度、計4回に分けて受け取りができる
  • 高額割引がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

払込期間が15歳で終了

払込期間は、10歳、15歳、一括払いの3種類ですが、どれも中学校卒業までに払込が完了します。比較的、お金がかからないうちに払込を終えることができるのです。

18歳から年に1度、計4回に分けて受け取りができる

教育資金の受け取りは、18歳のときに一括で満期保険金を受け取るのではなく、18歳から年に1度、計4回に分けて受け取ることができます。なぜかというと、大学の年間の授業料は高額なところが多いためです。

これにより、卒業まで安心して教育費を受け取ることができます。もちろん、据え置きにすることも可能です。

つみたて学資の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い」の場合

受取額300万円の場合の返戻率 受取額200万円の場合の返戻率
保険料払込期間 10歳 104.1% 102.7%
15歳 105.7% 104.7%
一括 109.0% 107.9%

一括払いでは、返戻率が109%になります。

さらに、受取額を300万円に設定した場合は高額割引が適用され、保険料が安くなるため、返戻率が上昇します。これは、つみたて学資だけの特徴です。

返戻率重視でわかりやすい内容を好む方には、つみたて学資がおすすめです。

学資保険おすすめランキング2位 ソニー生命[学資保険]

2位は、ソニー生命「学資保険」です。
学資保険といえばソニー生命というくらい、安定の人気を誇る学資保険です。業界トップクラスの返戻率と、プランがたくさんあることが人気の理由です。

ソニー生命学資保険の特徴

ソニー生命学資保険の特徴はこちらです。

  • 業界トップクラスの返戻率
  • 受取期間や払込方法などのプランが豊富

2つ目の特徴を詳しく見ていきましょう。

 

受け取り時期が3パターンから選べる

受け取り時期は3パターンから選べます。

  1. 「I型」中学、高校、大学入学時に合わせて、3回受け取れる
  2. 「Ⅱ型」大学入学時に合わせて一括で受け取れる
  3. 「Ⅲ型」大学入学時から1年に1回、計5回受け取れる

ちなみに、返戻率がいちばん高いのはⅢ型になります。

 

払込期間や支払い方法も選べる

払込期間は、10歳、15歳、18歳の3パターンから選べます。支払い方法は、月払い、年払いの他に半年払いも選ぶことができます。

 

ソニー生命学資保険の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

Ⅰ型 Ⅱ型 Ⅲ型
保険料払込期間 10歳 100.5% 103.5% 105.5%
18歳 100.8% 102.6%

保険料払込期間10歳で月払いにした場合の返戻率は、ソニー生命がいちばん高くなります。

 

学資保険おすすめランキング3位 日本生命[ニッセイ学資保険]

3位は、日本生命「ニッセイ学資保険」です。

国内最大手の生命保険会社なので、ネームバリューからも人気です。

返戻率も100%を超えるので、貯蓄重視の方にも人気があります。

 

ニッセイ学資保険の特徴

ニッセイ学資保険の特徴はこちらです。

  • 受け取り時期を2パターンから選べる
  • 有配当タイプの保険である

それぞれ、詳しく見てきましょう。

 

受け取り時期を2パターンから選べる

受け取り時期は下記の2パターンから選べるようになっています。

  1. こども祝金なし型
  2. こども祝金あり型

ニッセイ学資保険は1のこども祝金なし型が基本になっています。大学入学時から年に1回、計5回に渡り、教育資金を受け取れます。こども祝金あり型は、さらに追加で、小・中・高校入学時にこども祝金が受け取れるタイプになります。

 

有配当タイプの保険である

ニッセイ学資保険は、学資保険には珍しく、有配当ということです。ここで、配当金についてご説明しておきます。

保険料とは、3つの予定利率をもとに計算されています。しかし予定利率通りに運用ができるとは限りません。予定利率と実際の運用との差によって、剰余金が発生したときに、契約者に還元されるお金のことを配当金と言います。

ニッセイ学資保険は有配当タイプなので、配当金が発生したときには還元されます。

 

ニッセイ学資保険の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

こども祝金なし型 こども祝金あり型
保険料払込期間 5年 108.5%
10年 107.2%
18歳 104.0% 102.2%

5年、10年と短期間での払込は、かなり高い返戻率なのが特徴です。短期間で支払いを終わらせたいとお考えの方には、ニッセイ学資保険をおすすめします。

 

学資保険おすすめランキング4位 フコク生命[学資保険みらいのつばさ]

4位は、フコク生命「学資保険みらいのつばさ」です。

他とは違う割引サービスがあることから、リピーターが多く、人気の学資保険です。

 

学資保険みらいのつばさの特徴

学資保険みらいのつばさの特徴はこちらです。

  • 受取時期を2パターンから選べる
  • 払込期間は3パターンから選べる
  • 兄弟割引がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

受け取り時期を2パターンから選べる

受取時期は2パターンあります。もちろん、どちらとも据え置くことも可能です。

  1. 「ステップ型」大学入学時と4年後の満期保険金にまとまった金額を、その他の5回の節目にお祝い金を受け取れる
  2. 「ジャンプ型」大学入学時と4年後お満期保険金の2回、受け取りができる。

 

払込期間は3パターンから選べる

払込期間は3パターンから選べます。ご家庭の状況によって、選ぶことができます。

  1. 11歳(小学生のうちに払込完了)
  2. 15歳(中学生のうちに払込完了)
  3. 17歳(毎月の保険料を少なくしたい方へおすすめ)

兄弟割引がある

他社の商品にはない大きな特徴が、兄弟割引です。兄弟姉妹がそろってみらいのつばさに加入し、契約者が同一の場合、二人目から兄弟割引が適用され、保険料が割引になるのです。

割引額は満期保険金10万円につき、月10円の割引になります。満期保険金額が200万円の場合は、月200円の割引になるので、これを0歳から17歳まで続けた場合、40,800円(200円×12カ月×17年)割引になるのです。

返戻率と合わせて考えれば、大きな割引になるのがわかります。これは、みらいのつばさの大きな特徴です。

学資保険みらいのつばさの返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

ステップ型 ジャンプ型
保険料払込期間 11歳 104.7% 105.5%
15歳 103.0% 103.8%
17歳 101.2% 101.9%

ステップ型でも、それなりに高い返戻率なのが特徴です。節目ごとにお祝い金を受け取りたい方には、みらいのつばさはおすすめです。

 

学資保険おすすめランキング5位 JA共済[こども共済学資応援隊]

5位は、JA共済「こども共済学資応援隊」です。

補償と貯蓄のバランスが良いことから、学資保険で両方準備したいという方に人気の学資保険です。

こども共済学資応援隊の特徴

こども共済学資応援隊の特徴はこちらです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 貯蓄と補償のバランスが良い
  • 契約者と子供の加入年齢の幅が広い
  • 払込期間、受け取り方法が選べる

貯蓄と補償のバランスが良い

こども学資応援隊は、子供の万一のときや高度障害への備えがついています。

また、契約者に万一のことがあったときのために、養育年金特約をつけることもできます。

契約者と子供の加入年齢の幅が広い

加入年齢は子供が0歳から12歳まで、契約者は18歳から75歳までとかなり幅広く対応しています。

そのため、祖父母が孫のために加入することも可能なのです。ここも他社の商品と違う特徴と言えます。

払込期間、受け取り方法が選べる

受取期間は、大学入学時から1年に1回、計5回受け取ることができるのですが、受け取り割合が2パターンあります。

  1. 「基本型」5回とも同じ割合(20%)で支払われる
  2. 「入学準備型」1回目が多め(40%)で、2~5回目は同じ金額(15%)が支払われる

例えば、受取金額を200万円に設定した場合、基本型では40万円ずつ、入学準備型では1回目が80万円、2回目以降は30万円ずつ支払われるということです。(返戻率分を除く)

保険料払込期間は、12歳、15歳、18歳の3パターンから選べます。

こども共済学資応援隊の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、基本型 受取金額200万円設定」の場合

  月払い   年払い
保険料払込期間 12歳 101.3% 105.7%
15歳 99.8% 104.1%
18歳 98.3% 102.6%

学資応援隊は、子供の補償が入っているため、返戻率が多少下がってしまいます。

しかし、支払い方法を1年に1度の年払いに変えると、他社に負けない水準まで上がることがわかります。

そのため、学資応援隊を検討している方は、支払い方法を年払いにできるかを検討してみることをおすすめします。

学資保険おすすめランキング6位 住友生命[スミセイのこどもすくすく保険]

6位は、住友生命「スミセイのこどもすくすく保険」です。

国内大手の保険会社なので、安定の人気があります。

医療保障を同時につけたい方にも、人気があります。

 

スミセイのこどもすくすく保険の特徴

スミセイのこどもすくすく保険の特徴はこちらです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 受け取り時期は2パターンから、払込期間は3パターンから選べる
  • 医療保障特約が充実している

 

受け取り時期は2パターンから、払込期間は3パターンから選べる

受け取り時期は、2パターンあります。

  1. 18歳満期プラン
  2. 22歳満期プラン

18歳満期プランは12歳(10%)、15歳(10%)、18歳(100%)の計3回受け取ることができます。

22歳満期プランは12歳(10%)、15歳(10%)、18歳(30%),22歳(100%)の計4回受け取ることができます。

()の数字は、満期保険金に対して支払われる割合です。

そのため、18歳満期プランでは満期保険金の120%が、22歳満期プランでは満期保険金の150%が支払われる総額になります。(返戻率分を除く)

 

医療保障特約が充実している

こどもすくすく保険は、子供の医療保障が充実しています。子供が入院や手術を受けたときに、給付金がもらえる特約をつけることが可能です。

スミセイのこどもすくすく保険の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

  18歳満期プラン   22歳満期プラン
保険料払込期間 12歳 101.7% 102.9%
15歳 100.7% 101.9%
18歳 100.9%

こちらは、医療保障特約をつけていないプランになります。

当然ですが、医療保障特約をつけると返戻率は下がります。

スミセイのこどもすくすく保険は、他でも貯蓄をしている方や、医療保障を掛け捨てにしたくない方などにおすすめです。

 

学資保険おすすめランキング7位 第一生命[こども応援団][Mickey]

7位は、第一生命「こども応援団」「Mickey」です。

国内大手のネームバリューと、契約者の補償が手厚いことから、人気の学資保険です。

 

[こども応援団][Mickey]の特徴

「こども応援団」「Mickey]の特徴はこちらです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 学資保険の特徴である「保険料払込免除特約」の条件が3パターンから選べる
  • 受け取り時期は、18歳から22歳まで1年に1度、計5回受け取れる
  • 払込期間は、5年、10年、15歳、18歳の4パターンから選べる

保険料払込免除特約の条件が選べる

学資保険の特徴である「保険料払込免除特約」ですが、ほとんどの保険会社は下記の状態を示します。

  • 契約者が亡くなったとき
  • 契約者が責任開始日以降の原因により、保険会社所定の高度障害状態に該当したとき
  • 契約者が責任開始日以降に不慮の事故により、その日から180日以内に保険会社所定の身体障害状態に該当したとき

しかし、第一生命では独自の基準を設けています。

  • 「こども応援団A型」契約者が6つ条件に該当したとき(所定のがん、急性心筋梗塞、脳卒中、要介護2相当状態、身体障害状態1級~3級、死亡)
  • 「MickeyB型」契約者が死亡
  • 「MickeyC型」保険料払込免除特約なし

この3パターンから選ぶことになります。

 

受け取り時期と払込期間

受け取り時期は、18歳から22歳まで1年に1度、計5回受け取れます。受け取り割合は、全て同じ金額です。第一生命では「受取基準金額」と呼びますが、どの時期でも100%なので、受取総額が200万円の場合は、受取基準金額は40万円になります。

払込期間は、5年、10年、15歳、18歳、の4パターンから選べます。

[こども応援団][Mickey]の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

保険料払込期間  こども応援団A型  MickeyB型  MickeyC型
5年 103.6% 103.8% 104.0%
10年 102.3% 103.0% 103.3%
15歳 100.8% 102.1% 102.7%
18歳 99.8% 101.5% 102.3%

こども応援団A型は100%に届かない場合もありますが、6つのリスクに備えられて、この返戻率は決して低くないと言えます。短期払いが可能な方や、死亡以外のリスクにも備えたい方には、第一生命の学資保険がおすすめです。

 

学資保険おすすめランキング8位 かんぽ生命[はじめのかんぽ]

8位は、かんぽ生命「はじめのかんぽ」です。

親や祖父母の代から、学資保険はかんぽで、と代々受け継がれることが多く、安定の人気があります。

はじめのかんぽの特徴

はじめのかんぽの特徴はこちらです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 受け取り時期は3パターン、払込期間は2パターンから選べる
  • 子供の保障が充実している

 

受け取り時期は3パターン、払込期間は2パターンから選べる

受け取りプランは3パターンから選べるようになっています。

  1. 「大学入学時コース」大学入学時の満期に合わせて、一括で受け取るコースです
  2. 「小・中・高+大学入学時コース」小・中・高校・大学入学時に合わせて、計4回受け取るコースです
  3. 「大学入学時+在学中コース」大学入学時から1年に1度、計4回受け取るコースです

また、払込期間は、12歳、18歳の2パターンから選べます。

子供の補償が充実している

はじめのかんぽは、子供に関する補償が充実していることで人気です。

子供の災害特約や、入院や手術のときに給付金をもらえる、医療保障特約をつけることができます。

そのため、子供の医療保険を他で準備する必要がなく、保険を1本化できます。

 

はじめのかんぽの返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円設定」の場合

はじめのかんぽは、入院保障特約を重視している方から人気があるため、入院保障特約をつけた場合の返戻率をご紹介します。ちなみに、入院保障特約をつけなくても、返戻率は100%にとどきません。

また、他社と違う点があり、子供の性別によって返戻率が変化します。

保険料払込期間 大学入学時コース 小・中・高+大学入学時コース 大学入学時+在学中コース
子供の性別 男子 女子 男子 女子 男子 女子
12歳 90.5% 91.3% 91.4%% 92.1% 90.1%% 91.1%
18歳 88.5% 89.3% 89.5% 90.2% 88.3% 89.2%

はじめのかんぽは、返戻率より、保障を重視したい方におすすめします。

 

学資保険おすすめランキング9位 アフラック[夢見るこどもの学資保険]

9位は、アフラック「夢見るこどもの学資保険」です。がん保険で圧倒的人気を誇る、アフラックの学資保険です。がん保険や医療保険に加入する際に、合わせて検討する方も多く、人気があります。

 

夢見るこどもの学資保険の特徴

夢見るこどもの学資保険の特徴はこちらです。

  • 受け取り時期は大学入学時を中心に計5回受け取れる
  • 払込期間は10歳と18歳の2パターンから選べる

受け取り時期は、高校入学時に1回、大学入学時に1回、在学中1年ごとに1回、合計で5回受け取れます。受け取り割合は、大学入学時に受け取り総額の3分の1を、残りの4回は6分の1を受け取れます。

 

夢見るこどもの学資保険の返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額240万円設定」の場合

  返戻率
保険料払込期間 10歳 98.1%
18歳 96.2%

ご覧の通り、返戻率は100%に届きません。夢見るこどもの学資保険は、家族がアフラックの保険に入っていて、保険の手続きを1本化したい方におすすめです。

 

学資保険おすすめランキング10位 太陽生命[わくわくポッケ]

10位は、太陽生命「わくわくポッケ」です。

家族の保険は全て同じ窓口にしたい、という方が多く加入しているのが太陽生命の学資保険です。

わくわくポッケの特徴

わくわくポッケの特徴はこちらです。

  • 受け取り時期は2パターンから選べる(受け取り日は全て10月1日)
  1. 「Ⅰ型」18歳、満期時の合計2回
  2. 「Ⅱ型」15歳、18歳、満期時の合計3回

 

  • 払込期間は満期年齢で自動的に決まる→20歳満期の場合は15歳払込終了、22歳満期の場合は18歳払込終了
  • 保険料払込免除の条件が幅広い

保障についてですが、契約者は通常の保険料払込免除特約の条件の他に、3代疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)、保険会社所定の就業不能状態、疾病障害状態、身体障害状態の場合も対象になります。

また、就業不能状態のときには育英年金が支払われる特約や、子供の入院、手術時に給付金が支払われる医療保障特約をつけることも可能です。

 

わくわくポッケの返戻率

「契約者30歳男性、子供年齢0歳、月払い 受取金額200万円 育英年金特約なし 設定」の場合

     Ⅰ型         Ⅱ型
保険料払込期間 20歳満期(15歳払込終了) 78.3%     81.0%
22歳満期(18歳払込終了) 76.0%     78.7%

契約者の保障が手厚い分、やはり返戻率は下がってしまいます。契約者の万一のときの保障や、子供の医療保障を同時に準備したい方におすすめです。

学資保険を選ぶときのポイント

学資保険を選ぶには、おさえておきたいポイントがいくつかあります。ポイントを絞り込むことで、条件の優先順位がつけられます。

 

保障と払戻率のどちらを優先するか?

学資保険を選ぶ際のポイントで、補償と返戻率のどちらを優先するかは最も大切なポイントです。

なぜなら、補償を重視すれば、必然的に返戻率は下がるからです。

人によって考え方は違うので一概には言い切れませんが、学資保険は返戻率が高いことが魅力の1つなので、返戻率は重視したいところです。

可能であれば、貯蓄は貯蓄、補償は補償、と別で準備をすることをおすすめします。

ただし、貯蓄と補償をセットで準備することにより、なにかあったときには手続きが1回で済むメリットもあります。

その反面、学資保険の満期がくると補償も終わってしまう側面もあります。

どちらを重視するかをご家庭でよく相談してから、商品選びをすることをおすすめします、

 

学資保険の加入時期と保険料

まず加入時期に関してですが、学資保険は、子供の年齢により加入できる時期が決まっています。

保険会社によって違いはありますが、0歳~6歳ぐらいの間が加入される方が多い時期です。

今は、妊娠中から加入できる商品も多く販売されています。

可能であれば、できるだけ早く加入することをおすすめします

なぜなら、子供の年齢が若いほど、払込終了までの期間が長くあるので、月の保険料の負担が低く設定できます。

また、親の年齢や性別でも保険料は変わってきます。

若ければ若いほど、保険料は安くなるので、子供を授かったら学資保険を検討し始める方も多くいるのです。

加入が早いほど保険料もお得に

次に保険料に関してです。

学資保険の満期保険金は、保険料の支払い総額や返戻率によって決まります。

ただし、目指す満期保険金の金額が大きいと、毎月の保険料が高くなり、家計を圧迫してしまう可能性もでてきます。

保険会社の調査によると、保険料の平均は月額は5,000円~15,000円くらいです。

ただし、これはあくまでも平均値です。

ご家庭によって大きく変わってくるので、目安としてお考えください。

学資保険は長期間続けないと、加入する意味がなくなってしまいます。

大切なのは、途中で解約しないことです。

そのため、保険料は無理なく続けられる金額を設定しなくてはなりません

このポイントを考慮しつつ、保険料を設定してみてください。

 

保険の専門家に相談しておすすめを見つける

今回は、今おすすめの学資保険をランキングでご紹介してきました。この記事を読み、資料請求される方も多いと思います。

でも、資料を読んでみた方からよく聞く声があります。

「専門用語が多くて、よくわからない・・・」

という声です。

保険会社の資料は詳しく説明されてはいますが、専門用語が多く、普段から保険に関わっていない方にはわかりづらいのが現実です。

そのような場合は、一度、保険の専門家へ相談してみましょう。取り寄せた資料を持っていって、詳しく説明を聞くだけでもいいと思います。

また、学資保険に加入する際は、親がどのような保険に加入しているかも含めて検討するのが望ましいです。

その点を考えても、専門家の意見を聞くのがいちばんおすすめです。

一見、敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、保険の専門家に相談すれば、きっと有意義な情報がもらえるはずです。

 

まとめ

  • 学資保険選びは、基礎知識を知ることから始める
  • 選ぶ際には返戻率を重視している方が多い
  • ランキング上位は、返戻率が100%を超える商品
  • 受け取り時期や払込期間は、商品によって様々
  • 補償を重視すると返戻率は下がる
  • 保険用語は難しいので、専門家に説明してもらうのが保険選びの近道

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