【FP監修】ドル建て保険の為替手数料は高い?プロが為替手数料を軽減する方法を徹底解説!
本記事では、ドル建てに代表される外貨建て保険において注意すべき為替手数料のポイントを徹底解説していきます。
そして為替手数料を軽減する方法についても解説していきます。
記事監修者
マネーペディア株式会社
大塚 匠
はじめに
ドル建て保険は各保険会社がら販売されおり、様々な種類があります。
また、ドル建て保険において、必ずかかってくる為替手数料についても、保険会社や種類によって異なります。
加入の際には為替手数料もしっかり確認することをおすすめします。
ドル建て保険の為替手数料を減らす方法
ドル建て保険の為替手数料を減らす方法として、為替手数料が安い保険を選ぶことが得策です。
また、ドル建て保険は、円→外貨・外貨→円へ変換する際に為替手数料が発生するので、保険料を支払う際と保険金等を受け取る際の2箇所で為替手数料が発生することになります。
必ずかかってくる為替手数料を最小限に抑えられるように工夫をすることが必要です。
ドル建て保険は、円→外貨・外貨→円にするときに為替手数料がかかる
前述のように、ドル建て保険は、円貨→外貨・外貨→円貨にするときに為替手数料がかかってきます。
例えば米国ドル建て保険に加入し、保険料を毎月円預金から支払うようにしたとします。
この場合、毎月円貨から外貨に保険料が払い込まれる際に為替手数料が発生します。
例えば、1ドル100円の相場で払込保険料を支払ったとします。
しかしある保険商品では、1ドルあたり、0.5円の為替手数料が発生するため、実質の契約者が負担する払込保険料は合計で100.5円となります。
また、外貨で増えた保険金を、円預金口座に受け取る際にも為替手数料は発生します。
例えば、1ドルあたり0.5円の為替手数料が発生する場合、保険金から0.5円分の手数料が差し引かれた金額が口座に振り込まれるということになります。
ドル建て保険の支払い方法による為替手数料の違い
ドル建て保険の保険料の支払い方法によって為替手数料も異なるため、為替手数料がより少ない方法を選択しましょう
普段使用する円預金口座から口座振替をする場合
銀行で保有している円預金口座から引き落としされる場合は、引き落としのタイミングで為替手数料が発生します。
月払いの場合 | 毎月の引き落とし日 |
半年払いの場合 | 半年に一度の引き落とし日 |
年払いの場合 | 年に一度の引き落とし日 |
一括払いの場合 | 一括で支払った日 |
半年払いや年払い、一括払いであれば、払い込むドル建ての保険料が月払いで納める保険料よりもお得になっている商品が多いため、その分為替手数料も安く済み、より軽減できます。
為替手数料の安い銀行でドルに換金後、ドル口座を開設し、そこから引き落とす場合
例えば、銀行でドル建ての普通預金や定期預金を開設するとします。
その口座内で円から外貨にお金を切り替えるタイミングで為替手数料が発生し、その為替手数料が安い程、契約者としては負担を軽減できることになります。
外貨預金口座からの引き落としで保険料を支払う場合、外貨から外貨への支払いになるので、このタイミングでは為替手数料は発生しません。
そのため、円から外貨に変換する際よりも為替手数料が安いドル口座を開設して、そこから引き落とした方が契約者の負担は少なくて済むことになり、より軽減できます。
為替手数料の安い銀行口座はソニー銀行を始めとして様々なものがあります。
保険料をクレジットカードで支払い、ポイントを獲得する場合
ドル建て保険の中には、クレジットカードでの支払いが可能な商品もあります。
クレジットカードを利用した場合、各クレジットカード会社がそれぞれの還元率で契約者にポイントを付与しています。
ドル建て保険の保険料をクレジットカードで支払うことで、その保険料の引き落とし分のポイントが付与されます。
そのポイントは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでのお買い物、インターネット通販でのお買い物等で利用でき、商品券等への交換やポイントをそのまま現金化している場合もあるので、クレジットカード支払いにすることでとてもお得になります。
つまり、ドル建て保険の保険料をクレジットカードで支払うことで、より節約が可能となります。
一方で、クレジットカードに適用される為替手数料がそのまま反映されてしまう保険商品もあるため、検討が必要です。
MONEYPEDIA
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まとめ
これまでにドル建て保険加入時に検討すべき為替手数料について考察してまいりました。
国内には数多くの銀行がありますが、各銀行ごとに外貨預金口座に入出金する際の為替手数料は異なり、保険会社ごとにドル建て保険商品の為替手数料も異なっています。
ドル建て保険を検討する場合は、銀行や保険会社のそれぞれで発生する為替手数料をしっかりと確認し、プロとよく相談しながら為替手数料の負担を抑えるように工夫をして、ドル建て保険に加入することをお勧めいたします。
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