【FP監修】保険の告知義務違反ってなに?嘘をつくとバレる?時効や事例についても専門家がわかりやすく解説!

保険の基本を知る2022.06.20 公開 | 2024/08/13 更新

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保険加入の時にみなさんが行わなくてはいけない「告知」について専門家が解説していきます。
「 保険加入を考えているが、 健康診断でC判定が出てしまって、加入できるか不安がある。」
「そもそも告知ってバレなさそうだし、ちゃんとしなくても問題なさそう?」
そんな疑問を持つ方に本記事を読んでいただき参考にしていただければ幸いです。

告知義務違反について

もしもあなたの加入している保険に告知義務違反があった場合、責任開始日から2年以内であれば、生命保険会社は契約を解除することができます。

また、責任開始日から2年を経過していても

  • 支払事由が2年以内に発生していた場合
  • 復活日から2年以内の場合

には、契約が解除されることがあります。

更に、告知義務違反の内容が特に重大な場合、詐欺による取消を理由として、保険金・給付金が支払われないことがあります。

この場合は、告知義務違反による解除の対象外となる2年経過後の契約も取消となることがあります。

生命保険文化センターより一部抜粋)

告知義務の目的

告知は保険契約をお引き受けするかどうかを決定する重要なものであり、被保険者の方などには健康状態などについて正しく告知をしていただく義務(告知義務)があります。

 

うっかり告知義務違反をしてしまった場合

生命保険を契約する際に契約者又は被保険者は

  • 過去の傷病歴(傷病名や治療期間など)
  • 現在の健康状態
  • 現在の職業

などについて告知書や生命保険会社の指定した医師の質問に、事実をありのまま告げる「告知義務」があります。

故意又は重大な過失で事実を告知しなかったり、事実と異なる告知をしたなどの「告知義務違反」があった場合は、告知義務違反により契約が解除となり、保険金・給付金が受け取れないことがあります(告知義務違反となった事実と支払事由との間に因果関係が認められない場合は受け取れます)。

また、営業職員などから告知を妨げられたり、告知をしないことを勧められた時などは除きます。

(生命保険文化センターより一部抜粋)

 

告知義務違反の事例

60歳のA子さんは告知義務違反より保険契約が解除されることになりました。

A子さんは糖尿病と診断されて薬を飲んでいたがその事実を伏せて保険に加入していました。

ある日パートに向かう途中、階段の段差に躓いてしまい、そのまま転倒し、その際に左腕を骨折してしまい、入院し手術をすることとなりました。

給付金請求の際、糖尿病を患ってる事実が発覚し、給付金は請求できたが告知義務違反に該当したため保険契約が解除されてしまいました

このケースではA子さんが糖尿病の診断を受けていたことを告知時に隠ぺいして、保険契約を締結したことに起因して契約解除となってしまっています。

まとめ

告知義務違反について記述していきましたがいかがだったでしょうか。

保険は万が一ご自身に何かあった時、ご自身やご自身の大切な方々をお守りできる唯一無二の金融商品です。

保険において一番大事なのは出口の保険金給付だと考えています。

虚偽の告知をしてしまった場合、保険料をお支払いしていたとしても保険金を給付できない場合も十分考えられます。

ご自身の体況に何かあってから考えると悪い条件が付いてしまったり、そもそも保険に加入すらできないことも考えられます。

記事を読んでいただいた方で、もし体況に不安な方がいらっしゃれば保険会社によって引受の範囲も異なるため、保険商品を複数社扱える代理店の担当者にご相談していただくことをおすすめします。

「まずは気軽に保険のことを相談してみたい!」という方にお勧めなのが、Moneypediaのオンライン保険相談サービスです。
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記事監修者

〇仕事の理念
「日本に一秒でも早く正しい金融知識を広める」をモットーに日々活動しております。

SNSやインターネットから簡単に情報が入手できる現代では、より専門性の高い話しを「誰から聞くか」が重要になってきます。

正しい金融知識を持っているか持っていないか、それをいつ知るかによって人生は劇的に変わります。

「知らずに損する人生」ではなく「知って得する人生」にしましょう。
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○略歴
新卒で三井住友銀行入行。
主にオーナー経営者や地主様の資産運用相談や相続対策に従事。
その後マネーペディア株式会社に創業メンバーとして参画。
同社最年少課長。

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