【FP監修】学資保険に入る余裕がない方は入らない方が良い?対処法を徹底解説!

教育資金への備え学資保険2022.12.05 公開 | 2022/12/07 更新

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「学資保険を検討しているが、家計に余裕がないから悩んでいる・・」このような悩みを解決します。
結論、学資保険には児童手当を検討しましょう。
今回は、学資保険以外で教育費を準備する方法、学資保険の選び方も合わせて紹介します。
家計に負担をできるだけ与えない学資金の貯め方を紹介するのでぜひ参考にしてください。

記事監修者

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片山勇大

学資保険とは、教育費の積み立て型保険のことです。

つまり、子どもの教育費を貯金するために加入する保険であり、毎月一定額を支払います。

契約満了時、保険金を教育費に充てる方も多いですが、教育費が家計の負担になっている方も同様に多いとされています。

次の表を見てください。

自宅 1人暮らし
国立(4年間) 537.4万円 835.4万円
私立文系(4年間) 697.6万円 978.4万円
私立理系(4年間) 832.8万円 1,113.6万円
私立医歯系(4年間) 2,563.7万円 2,965.3万円
私立短大(2年間) 352.5万円 499.9万円

参考:公益財団法人 生命保険文化センター「ライフイベントから見る生活設計」

上記の表を見ると、大学進学にはおよそ350万円〜3,000万円と大学によって幅が大きいです。

学資保険は月々15,000円ほどの保険料がかかるため、学資保険を積み立てる金銭的な余裕がない方も多いです。

そこで本記事では、学資保険に入る余裕がない方に向けて「できるだけ具体的に」解説いたします。

学資保険に余裕がないときの2つの対処法

学資保険に余裕がない方は以下の3つを検討しましょう。

  1. 児童手当を学資保険に充てる
  2. 親族からの援助を検討する
  3. 学資保険以外の選択肢を検討する

それぞれ解説します。

児童手当を学資保険に充てる

児童手当の内容は以下のとおりです。

3歳以上中学生卒業まで 10,000円 / 月(第3子以降は小学生卒業まで15,000円)
3歳未満 15,000円 / 月

参考:児童手当制度のご案内

注意点は2点あります。下記条件を頭に入れておきましょう。

  • 出生後15日以内に申請する必要がある
  • 第3子以降は小学校卒業まで15,000円

児童手当をそのまま学資保険の支払い金額へ流用できるため、積極的に活用したい手当です。

また、児童手当を学資保険以外の保険に充てる選択肢も考えられます。

この点を踏まえた上で、他の選択肢をこれから紹介していきます。

親族からの援助を検討する

学資保険に余裕がない方は、親族からの援助を検討しましょう。

なぜなら、用途が教育資金であれば贈与税の金額も変動するからです。

また、契約者を対象に祖父母向けで販売している学資保険も存在するため、ぜひご検討ください。

注意点としては、親族からの援助において、相続税・贈与税・所得税が掛かることです。

このことから、思ったより税金を支払うリスクをはらんでいます。

相続税・贈与税・所得税についてお悩みの方は、所轄の税務署・税理士に相談することをおすすめします。

学資保険以外の選択肢を検討する

学資保険の用途は、教育費の積み立てです。

しかし、近年では終身保険や積み立てNISAで代用する方も増加しています。

学資保険の用途は「教育費の積み立て」ですが、万人に適した保険ではありません。

学資保険には以下のようなメリット・デメリットがあります。

学資保険のメリット 学資保険のデメリット
  • リスクを極力減らして確実にお金をためたい人
  • 万が一、契約者が死亡した場合、保険料支払いが免除される
  • 特約をつけ過ぎると満期保険料の支払いでも元本割れするリスクがある
  • 満期が来たら必ず契約が終了する

学資保険以外の選択肢で教育費を準備することは、十分可能です。

「どの保険が一番適しているか」わからない方は、FPオンライン無料相談をぜひ活用してください。

学資保険以外で教育費を準備する3つの方法

学資保険以外に教育費を準備する方法は以下の3つです。

  1. 終身保険
  2. つみたてNISA
  3. その他

それぞれ解説します。

終身保険

終身保険の中でも、低解約返戻金型終身保険は、通常の終身保険より割安な保険料で加入できるのでおすすめです。

学資保険の代用とする利用者も増えています。

保険料払込期間を短くすることで、払込保険料総額よりも大きな解約返戻金を教育費に充てられます。

なぜなら、保険料の支払い返戻率が100%を超えており、「貯蓄性がある」終身保険だからです。

つみたてNISA

つみたてNISAの特徴は以下のとおりです。

  • 非課税期間は最長で20年
  • 年間40万円までの非課税投資枠で投資信託を購入できる
  • 購入商品による「譲渡益」「分配金」「配当金」が非課税

参考:金融庁「つみたてNISAの概要」

まずは1ヶ月に5,000円〜ずつ、つみたてNISAを購入できるため、ご自身の生活にあった金額から始めることができます。

それゆえ、大学の受験料・授業料のために、子どもの教育費を積み立てるのであれば、つみたてNISAを活用することもおすすめです。

その他の選択肢

また、上記で紹介した方法以外にも選択肢があります。

日本学生支援機構の奨学金と併用できる教育ローンで大学進学費用を賄うのもおすすめです。

学資保険に入る余裕がない方におすすめの選び方

  1. 不要な特約に入っていないか
  2. 年払いにして払込期間をできるだけ短くする

それぞれ解説いたします。

不要な特約に入っていないか

学資保険にかかわらず言えることですが、不要な特約は外しておきましょう。

しかし、「この特約は私にとって不要なのか?」と悩まれる方も少なくありません。

このような方は、ぜひFPオンライン無料相談にお申し込みください。

年払いにして払込期間をできるだけ短くする

払込期間を年払いにすることで、支払い総額を大きく減らせるかもしれません。

学資保険に入る余裕がない方の対処法:まとめ

本記事では、学資保険に入る余裕がない方の対処法についてご紹介しました。

学資保険以外にも、子どもの教育費を積み立てる方法はたくさんございます。

「そうはいっても、保険の種類がたくさんあってどれにするば良いか迷う・・」

という方におすすめなのがMoneypediaのオンラインFP相談サービスです。

保険やライフプランをはじめとするお金のことをいつでも・どこでも・気軽に・何度でも専門家に相談することが出来ます。

まずは一度、ご相談されてみてはいかがでしょうか。

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