【FP監修】三大疾病って一体なに?保険は必要?プロがわかりやすく解説します!

テレビCM等でもよく耳にする三大疾病ですが「聞いた事はあるけど詳しくは分からない」なんて方も多いのではないでしょうか。
今回は、三大疾病の概要についてと、どのように備えていくべきなのかをわかりやすくお伝えしていきます。
三大疾病に知りたい方は是非ご参考にしてください!

そもそも三大疾病ってなに?

三大疾病とは、数多く存在する病気の中でも、日本人の死因上位3つである

  • がん(悪性新生物)
  • 心疾患
  • 脳血管疾患

のことを指します。

まずは一つずつ見ていきましょう!

 

がん(悪性新生物)について

皆さんが一度は聞いたことのあるがん

生涯を通して2人に1人はなるといわれている病気です。

まずは、がんになるまでの過程をご説明します。

正常な細胞の遺伝子に傷がついた結果、がん細胞に変化をし、そのがん細胞の分裂が止まらなくなってしまいます。

そしてがん細胞が増え続け、本来持つ体の正常な機能の邪魔をしていくと病気としてのがんとなってしまいます。

症状が悪化していき、体の色々な場所に広がって、機能不全などを引き起こし、結果として命を落としてしまうこともあります。

 

がんの主な要因

年齢が上がっていくごとにがんになるリスクは高まっていきます。

主な要因としては

  • 発がん性物質の摂取
  • 喫煙
  • 食品添加物
  • 紫外線
  • 放射線

などです。

低減させることが可能なリスクとしては、基礎的ではありますが健康的な食生活、適度な運動、喫煙や飲酒などを控えることが主な対策となるでしょう。

 

心疾患について

次に心疾患についてです。

心疾患は、日本人の死因で2番目に多い病気です。

心疾患になってしまうまでの過程をご説明します。

心疾患とは、心臓に何らかの異常が起き、それによって血液の循環が悪くなってしまうことによって引き起こされてしまう病気です。

突然死の最大の原因といわれている心筋梗塞も心疾患の一部です。

 

心疾患の主な要因

心疾患は動脈硬化によって引き起こされる病気です。

その動脈硬化は

  • 高コレステロール
  • 高血圧
  • 喫煙
  • 糖尿病
  • 肥満
  • ストレス
  • 運動不足

などがリスク要因であるため、食生活や生活習慣の改善でリスクを低減させることが可能です。

 

脳血管疾患について

最後に、脳血管疾患についてです。

脳血管疾患の中で一番代表的な病気は脳卒中が挙げられます。

ただ脳卒中以外にも脳血管性認知症や高血圧性脳症などの脳の血管の病気全般をいいます。

原因としては

  • 運動不足
  • 過多の飲酒
  • 不眠症
  • ストレス

などの生活習慣の乱れが脳血管疾患の発症の原因となってきます。

生活習慣の乱れに起因して高血圧、高血糖、脂質異常、内臓脂肪の蓄積の中から二つ以上該当していれば、それぞれが軽症であっても動脈硬化を悪化させてしまい、脳血管疾患の発症のリスクを高めてしまいます。

 

脳血管疾患の主な要因

心疾患と同じく動脈硬化に起因します。

規則正しい食生活と適度な運動が有効です。

三大疾病になる確率は?

それぞれの確率をお伝えしてきます。

生涯を通してがんと診断される割合

男性 61.5%
女性 46.2%

となっています。

心疾患の場合は3人に1人、つまり33%の確率でなるといわれています。

脳血管疾患の場合は日本で約4.3人に1人、つまり約23%となっています。

(国立がん研究センター調べ) 

 

三大疾病の治療費は実際いくらかかる?

それぞれ、その症状によって医療費は変わってきますが、平均的な医療費をみていきます。

がんの治療費は約254万円

がんの平均在院日数は17.1日となっており、医療費は約254万円となっています。

自己負担額は3割となるので約75万円程度入院費用としてかかる見込みです。

心疾患の治療費は約118万円

つぎに、心疾患の平均在院日数は19.3日となっており、医療費は約118万円となっており、自己負担額は約40万円程度となる見込みです。

脳血管疾患の治療費は約162万円

最後に、脳血管疾患の平均在日日数は2つの病気に比べると長くなっており78.2日となっています。

医療費は約162万円となっており、自己負担額は約50万円程度となる見込みです。

これは平均的な数字であり前述の通り、その時の症状によって変わるので確定的な数字ではないことに注意しましょう。

 

三大疾病に備える保険は必要?それとも不要?

専門家の立場から意見を申し上げると、おかれている状況によって必要か不要を判断する必要があるため、一概に申し上げることが出来ません。

家族構成や収入や資産の状況、健康状態などを含めて論理的に判断を行う必要があるため、まずは一度プロに相談してみることをおすすめします。

下記に、簡単に保険が必要なパターンと不要なパターンを述べていくので参考にしてみてください。

 

保険で備えるべきパターン

三大疾病は一般的な病気に比べて入院の長期化や、退院後のリハビリ、検査や投薬などで治療が長引く傾向があります。

若い世代の場合は三大疾病になる前と同じように働けなくなることが多く、収入が減ってしまうケースもあります。

その時に、家庭を持たれている方であれば家族を守るために、独身の方であればご自身の生活をしっかり守るため周りの方(ご両親等)に迷惑をかけないために、備えておくべきだと考えます。

 

保険が不要なパターン

ご相談を頂く中で全くもって保険が不要という方はあまり見かけません。

流動性の高い金融資産を十分に持ち、罹患時にかかる費用等も理解したうえで不要と判断されている方であれば、保険で備える必要性は低くなるでしょう。

 

三大疾病保険について解説

三大疾病保険の代表的な商品として

  1. 単体の保障として持つ医療保険
  2. 医療保険に特約として付加するタイプ

の2つが挙げられます。

単体で加入したメリットとしては見直しが比較的簡易なところが挙げられます。

医療保険に特約を付加して加入した際の、メリットとして契約を一本にして持つことができ、手続きや給付金請求時に簡易ということが挙げられます。

 

三大疾病保険の支給事由

給付金が支給されるのは三大疾病と診断された時ですが、保険会社によって設定されている条件が違います。

どのタイミングで給付金を受け取ることができるのか、どの病気まで保障してくれるのかを比較検討したうえで必ず把握しておくことが重要です。

 

三大疾病保険の保険期間

支給事由と同じく保険期間も各保険会社によって変わります

保険期間が終身の場合もあれば、80歳までの場合もあります。

実体験として、私に対して今まで保険の見直しを検討されてきた方々で、90%の方が保険期間を把握できてない状況でした。

「80歳以降は保険会社に守ってもらえないのですか?」

と驚かれている方もいれば

「子供ができたときに成人するまでの保障期間でいいです。」

というお客様もいました。

保険期間はお客様のライフプランに沿ったものであることが一番大切です。

なので、加入を検討されている方は、保険期間を担当者と相談しながらしっかり考えておく必要があります。

 

代表的な三大疾病保険を紹介

三大疾病になった際に一時金で受け取れるタイプと、月々受け取れるタイプがあります。

また、単体で加入する三大疾病保険と、特約を付加して加入するタイプがあるので、それぞれ解説していきます。

※執筆時点の2022年7月で最もお客様からの問い合わせが多かったものをご紹介しています。

 

東京海上日動あんしん生命「あんしん就業不能保障保険」

こちらは単体で加入する医療保険です。

三大疾病だけでなく、五大疾病(三大疾病+腎不全+肝硬変)障害介護状態時まで保障されます。

三大疾病以外も幅広くカバーできる点は安心できます。

月々の保険料は

  • お客様がどのくらいの金額を受け取りたいのか
  • どのようにして受け取りたいか
  • 契約時のご年齢
  • 健康状態

など、様々な状況によって変わります。

月々受け取るのか、一時金として受け取るのか、お客様自身で選ぶことができるので選択肢があるという意味でも優れています。

保険期間はお客様のライフプランに合わせて決めることができるので、オーダーメイドなプランを組むことができます。

(あんしん就業不能保障保険)

 

メットライフ生命の「マイフレキシィ」

こちらは医療保険に特約を付加する商品です。

名前の由来になっている通り、保障範囲や金額に至るまで非常にフレキシブルに設計することが可能な医療保険です。

マイフレキシィ自体の保険期間が終身となっているので、付加した特約も終身となります。

また、三大疾病と診断された場合、一時金として受け取れる保障となっています。

三大疾病になった際にどのくらい保障が必要なのか考えたうえで特約を付加するのが良いでしょう。

(マイフレキシィ

 

 

まとめ

三大疾病をはじめ、自分自身がいつどんな病気になるのかは分かりません。

ただ万が一、三大疾病をはじめとする病気になった際に

「なったとしても自分自身で医療費は大丈夫!誰にも迷惑はかけない!」

と自信を持てそうでしょうか?

「大切な家族に迷惑をかけたくない。」

「今後できるかもしれない新しい家族に迷惑をかけたくない。」

人それぞれ考えは違うと思います。

一人一人自分の人生設計に合わせて保障を持つべきだと考えます。

また、そのニーズにしっかり寄り添って一緒に考えてくれる担当者に出会えるかで、その先の人生は明るくなるのではないでしょうか。

 

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