【FP監修】40代で保険に入ってないとやばい?保険選びのポイントも合わせて徹底解説!
40代の保険選びでは、「病気や怪我をしたことがない」といった理由で保険に入っていない人も多いです。
しかし、仕事や育児といったイベントも多く、責任感も大きい時期だからこそ保険加入は重要といえます。
40代で保険に入っていないデメリットやリスクを解説するとともに、40代で保険に入るべき人、また40代におすすめの保険を合わせてご紹介します。
記事監修者
WEBEAT
片山勇大
40代は保険に加入すべき?
40代は「病気や怪我をしたことない」理由で保険に入らない人も多いです。
ただ、仕事や育児、家事といった責任を担う40代では保険にはぜひ加入することをおすすめします。
本記事では、40代で保険に入っていないデメリットやリスクを紹介するとともに、40代におすすめの保険、入るべき保険・入るべきでない保険についてご紹介します。
「仕事に追われて将来の老後生活が心配・・・」
「遺族の生活費用を捻出できなくなったらどうしよう・・・」
将来に漠然として不安を抱えている40代の方々はぜひ本記事に目を通してください。
40代で保険に入ってないとどうなる?デメリットとは
生命保険文化センターの令和4年度における「生活保障に関する調査」 によると、
生命保険や医療保険の加入率は79.8%。男性で 77.6%、女性で 81.5%であり、男女ともに約8割の人が将来起こりうる病気やケガ、死亡のリスクに備えていることがわかります。
また、年間払込保険料(一時払や頭金の保険料は除く)の平均は、全体が 17.9 万円、男性が 20.6 万円、女性が 16.0 万円と1ヶ月に1〜2万円程度の保険料を支払っています。
また、40代で保険に入っていないデメリットは以下の3つです。
- 遺族の生活資金が不足するリスク
- 高額な医療費が払えないリスク
- 老後資金を準備できないリスク
それぞれ解説します。
遺族の生活資金が不足するリスク
40代で生命保険に入っていなければ、残された配偶者や子どもの生活に大きな影響を与えるかもしれません。
なぜなら、多少の節約はできても教育費や食費、光熱費は節約することは難しいので、保険の備えがないと、
「子どもが大学に進学できなくなってしまう・・・」
といったリスクがあります。
また、専業主婦が万が一亡くなった場合は保育料やベビーシッターの費用がかかる恐れがあります。
遺族の生活費を考えると、死亡後の保障を考えることは必須でしょう。
高額な医療費が払えないリスク
40代はガンにかかるリスクが高くなる年代であり、入院・手術を考え始める時期でもあります。
また、50代以降は保険料が特に男性は高額になります。
令和元年度の生命保険文化センター「生活保障に関する調査」 によると、50代になると男性の保険料が約6万円ほど上がっていることがわかります。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 14.7万円 | 23.5万円 | 23.2万円 | 29.3万円 |
女性 | 11.4万円 | 15.1万円 | 15.6万円 | 20.6万円 |
医療保険は入院・手術の金銭的な負担を和らげてくれます。
将来の多額な医療費がかかるリスクを考えると、ぜひとも保険加入を検討するべきでしょう。
老後資金を準備できないリスク
老後資金には2,000万円の貯蓄が必要と試算された「2,000万円問題」が話題となりました。
このように、セカンドライフの生活費は自分自身で準備する必要があります。
40代において、精神疾患で長期間の休職による収入の減少といった家計への負担も今後の人生で起こる可能性があります。
よって、家計や貯蓄の影響は、現時点では何が起こるかわかりません。
今できる準備を行って安心できる人生を目指しましょう。
40代で保険加入すべき人とは?
40代での保険加入をおすすめできる人は以下の2パターンです。
- 家族がいる人
- 老後資金が準備できるどうかわからない人
それぞれ解説します。
家族がいる人
保険は自分だけでなく、パートナーや子どもの生活を守るためにあります。
遺族年金だけでは教育費や生活費を全てまかなえる金額ではありません。
よって、40代において就業不能に陥った場合は家族にとても大きな影響を与えます。
家族の生活を守るためにも40代の方にとって保険加入は重要です。
老後資金を準備できるかどうか不安な人
老後にお金が大量に必要なため、貯蓄や年金だけでは不足する方は保険加入をおすすめします。
長い入院生活の場合だと、治療費の自己負担と生活費により貯蓄では賄えないことが起こり得ます。
万が一の事態に陥った時に貯蓄が足りなければ、自分を含む周囲の人を命の危機にさらすことが起こってしまうかもしれません。
万が一の備えを今から行っていきましょう。
40代が入るべき保険とは
40代が入るべき保険は以下の2種類です。
- がん保険
- 収入保障保険
それぞれ解説します。
がん保険
がん保険とは、がんに対する医療費を補償する保険のことを指します。
がん保険の主な補償内容は以下のとおりです。
下記の種類以外にも、放射線治療・抗がん剤治療を受けた場合の給付金、がん治療の先進医療への給付金といったものがあります。
診断給付金 | がんと診断されたときに給付される |
---|---|
入院給付金 | がん治療を目的として入院する場合に給付される |
通院給付金 | がん治療を目的として通院する場合に給付される |
退院給付金 | 退院時に給付される |
手術給付金 | がん治療の目的として所定の手術をする場合に給付される |
終身タイプの保険商品、入院給付金の日数無制限の保険商品が人気であり、将来に大きな不安を抱えている方も多いです。
2023年1月時点で40代の方も10年後には、現在と異なる治療方法が主流になることもあります。
現在加入してるがん保険が、ご自身に適しているか一度見直してください。
そして、がん保険に未加入の方は、ぜひこの機会に検討してはいかがでしょうか。
収入保障保険
収入保障保険とは、保険期間内で被保険者が死亡または高度障害状態になった場合に、毎月保険金を一定金額受け取れる保険のことです。
収入保障保険は、定期保険の一種であり、契約時から契約満了まで保険金額は一定です。
収入保障保険があまり必要ないと言われる方は「独身の人」「子どもの独立までの期間が短い人」「子どもがいない共働きの家庭」などが挙げられます。
収入保障保険の必要性が大きい方は「小さい子どもがいる家庭」「自営業・フリーランス」などが挙げられます。
独身の40代におすすめしやすい保険とは
独身の40代におすすめしやすい保険は以下のとおりです。
- 火災保険
- 個人年金保険
- 積立保険
火災保険
家族がいる40代と比べると必要保障額は少なくなるものの最小限の保険加入は必要です。
たとえば、火事で家を失うリスクは家族の有無にかかわらず人生において非常に大きいと言えます。
個人年金保険
個人年金保険は、3階建ての年金制度に加えて、その補完として、将来の生活資金を計画的に準備するために加入するものです。
個人年金保険の種類は、主に確定年金、有期年金、終身年金の3種類に分けられています。
確定年金 | 保険期間中に一定の金額を継続的に給付します。保険期間が終了した後も、確定した給付額が継続します。 |
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有期年金 | 保険期間中に一定の金額を継続的に給付します。保険期間が終了した後は給付が終了します。 |
終身年金 | 保険期間が終了した後も、長期間に渡って一定の金額を継続的に給付します。 |
さらに、個人年金保険は、「一般生命保険料控除」や「個人年金保険料控除」といった所得控除(生命保険料控除)の対象です。
所得控除(生命保険料控除)とは、支払った保険料に応じて個人の所得税・住民税が軽減される仕組みのことです。
積立保険
積立保険とは、長期にわたって積み立てて保険料を支払うことで、将来の保障を確保する保険のことです。
積立保険は、年金保険や投資保険などで使用され、毎月や毎年など定期的に保険料を支払うことで、長期にわたって保険金の積立が可能です。
積立保険には、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリットは以下のとおりです。
保険料が安い | 長期にわたって少額の保険料を積み立てることで、一括払いの保険料よりも安く保険を受けられる。 |
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保障が長期化 | 長期にわたって保険料を積み立てることで、将来の保障を確保できる。 |
投資先として利用可能 | 積み立てた保険金は、将来の保障だけでなく、投資先としても活用できる。 |
積立保険のデメリットは以下のとおりです。
継続性が必要 | 長期にわたって保険料を積み立てるため、保険料を継続的に支払うことが必要です。 |
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選択肢が限られる | 積立保険は一定の金額を積み立てるため、選択肢が限られます。 |
払い戻しできない | 保険料を積み立てた保険金は払い戻しできないので、保険料を積み立てる前に慎重に検討する必要があります。 |
積立保険は、保険料が安く長期にわたって保障を得られるメリットがあります。
一方、継続性が必要で、選択肢が限られ、払い戻しできないデメリットもあることに留意して、利用しましょう。
20代に加入した保険にそのまま入っている方
20代に生命保険に加入した場合、30代以降で結婚や出産といったライフイベントを抱えています。
時の経過に伴い、40代では生命保険の必要保障額は減少するものの、30代で出産した場合、子どもの年齢は10代後半ぐらいでしょう。
このような場合、必要保障額が不足している可能性があります。
逆に、子どもが自立している場合だと保障額が多すぎる可能性があります。
よって、20代から同じ保険に加入していて見直しをしていない方は、40代に見直しを検討しましょう。
40代の保険選びのポイントとは
40代の保険選びのポイントは以下のとおりです。
- 保険期間の長さ
- 保障内容の充実度
それぞれ解説します。
保険期間の長さ
保険には「終身型」と「定期型」の2種類が存在します。
40代は、子どもの自立や定年退職時に保険期間満了のタイミングに合わせて定期型に加入する方が多いです。
定期型は、10年・20年といった保障期間を設定するため、一生涯ではありません。定期型保険は保険料が終身保険と比べて割安です。
しかし、定期型保険は更新ごとに保険料が上がるため、40代以降は安心できる一生涯の終身型保険への見直しをご検討ください。
保障内容の充実度
晩婚化によって40代で子どもを出産する方も増えています。
厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2020年) によると、2020年の平均結婚年齢は夫31.0歳・妻29.4歳です。
1985年と比較しても、夫は2.8歳、妻は3.9歳上昇し晩婚化が進んでいます。
また、教育費のみならず住宅ローン・カーローンの費用を含めると万が一の事態を想定すれば準備する金額は高額です。
そのため、40代から保険加入をご検討する際は、「保障額」が今後使うお金に対して十分支払えるか必ず確認してください。
40代で保険に入ってないとやばい?保険選びのポイントも合わせて徹底解説!:まとめ
40代は出産や住宅ローン、家族旅行、カーローンといった高額出費がライフスタイルの中でも重なることが多いです。
よって、万が一のリスクに対応できなければ残された家族をより不幸にするかもしれません。
そうはいっても
「保険選びにおいて、保険商品がたくさんあるからどれを選べば良いかわからない」
「保障内容が少ない保険を選んでしまって、後から後悔したくない」
このような方は、ぜひオンラインFP無料相談を活用してください。
相談することで、保険のもやもやを少しでも解決する手助けになるかもしれません。
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