30代におすすめの生命保険ってどんなもの?平均の保険料も含めて専門家が徹底解説!
30代は、結婚や出産などライフステージが大きく変わりやすい時期でもあることから、保険の加入や見直しを検討される方が増えてくる年代です。
その中で、 「自分にどのような保険がベストなのかわからない」という意見も多く耳にします。
そこで今回は30代の方ににおすすめの生命保険、月額の平均保険料を解説していきます。
記事監修者
マネーペディア株式会社
大塚 匠
そもそも保険はなぜ必要なの?
「そもそも保険は必要なの?」
この疑問は、誰しもが保険について考えようとしたときに、頭をよぎったことがあると思います。
保険が必要なことは多くの方が理解していると思いますが、なぜ保険が必要なのか?まで掘り下げて考えることはほとんどないと思います。
「保険なんて必要ない」と考える方も多々いらっしゃるかと思います。
なぜ保険が必要かというと、安心して生活していく為に経済的なリスクにあらかじめ備えていく必要があるからです。
時代や社会、職業などによってリスクの種類は異なりますが、私たちが生活していく中で今も昔もこれからも何かしらのリスクに晒されている状況は本質的に変わりません。
そして、そのリスクの中には自分の蓄えだけでは対処しきれないものも存在をするということです。
具体的に、今の日本におけるリスクに対して、どのような保険があるのかを見ていきましょう。
生命保険の種類
生命保険の種類は、主に4つに分類されます。
では、それぞれ解説していきます。
死亡保険
死亡保険は、主に被保険者が死亡又は、保険会社が定める高度障害になった時に保険金が支払われる保険です。
また、死亡保険は
- 定期保険
- 終身保険
に分けられます。
定期保険
定期保険とは、保障の期間が決められており、その期間中に死亡又は、高度障害になると保険金が支払われます。
期間を過ぎると保障はなくなり、生存した場合も保険金もしくは、支払った保険料が戻ってきません。
終身保険
一方、終身保険とは、文字通り一生涯に渡って保障が続く保険です。
死亡、高度障害になると、契約が有効に続いていればいつでも保険金が支払われます。
そして、一部の保険料が積立になっており、解約した際に保険料が返って来る商品もあります。
保険料は、定期保険より終身保険の方が高くなることから、商品によっては上記二つを組み合わせた「定期付き終身保険」などもあります。
特約等を付けることによって死亡以外のリスクにも対応できる死亡保険もあります。
生存保険
生存保険は、被保険者が保険期間満了後に生存をしていた場合に保険金等が支払われる保険です。
例えば、「こども保険」や「個人年金保険」のような商品があります。
こども保険(学資保険)とは、将来の教育資金の準備を目的とした商品です。
個人年金保険とは、老後資金の準備を目的とした商品です。
上記以外にもありますが、生存保険は、資金準備の目的が明確な商品で、一般的には払い込んだ保険料の相当分の死亡保険金が支払われる保険です。
生死混合保険(養老保険)
生死混合保険は、死亡保険と生存保険が組み合わされた保険です。
「養老保険」という名前で認知されていることが多いと思います。
被保険者が保険期間に死亡又は、高度障害になると保険金が支払われ、保険期間が満了すると、生存保険金(満期保険金)が支払われます。
養老保険では、死亡保険金の額と満期保険金の額は同額になります。
3つの分類以外の保険
生命保険には、前述した3つと同じ仕組みで、死亡以外も給付金の支払い対象となり、生きている間に起こるリスクに備える保険があります。
具体的には、「医療保険」や「ガン保険」、病気やケガによって収入が減ってしまうことに備える「就業不能保険」などがあります。
このような保険に加入することによって、幅広くリスクに備えることができるようになりました。
30代の保険加入率について
30代は、仕事の充実や結婚・出産などライフスタイルが大きく変化する年代と言われています。
そして、徐々に病気のリスクも上がり、今までは自分の為に入っていた保険を家族のための保険にシフトしていく大切な時期です。
では、実際の30代の保険加入率について見ていきましょう。
上記の図を見て頂くと
- 30代男性:82.4%
- 30代女性:82.8%
男性女性共に80%以上の方が加入をしていることがわかります。
20代と比べると20%以上の方が加入をしていることから、ライフステージの大幅な変化によって、生命保険を検討し加入をする方が多いことがわかります。
では実際30代の方々は平均いくらくらいの保障を持っているのでしょうか?
30代の平均保険金額は2,870万円
これから、生命保険の加入する方のほとんどが、
「自分にあった保障の額(万が一が起きた場合に支払われる)はいくらなのか?」
「今の保障で足りているのか?」
「今の保障は多すぎないか?」
といった疑問があると思います。
生命保険に加入するにあたって、保障の金額はどれくらい必要なのかを把握することは非常に大切です。
生命保険文化センターの調査(平成30年)によると、30代世帯主の場合の平均の保障の金額は「2,870万」というデータが出ています。
しかし、職業・家族構成等によって必要な保障の額は数百万から数千万ほど変わってきます。
皆さんに合った保障の金額を用意するために、まずは信頼のおける保険のプロにまずは相談をすることをお勧めします。
30代の平均保険料は約23万円
続いて、30代の平均払込保険料はいくらくらいなのでしょうか?
令和元年度の生命保険文化センターの調査によると、30代の年間払込保険料の平均は
- 男性が約234,000円
- 女性が約151,000円
となっており、男性の方が約83,000円高くなっています。
所得金額によって保険料の違いはありますが、男性では年間120,000円から240,000円を支払っている方が最も多く、女性は年間120,000円未満の方が最も多いという結果でした。
30代はさまざまなライフステージの方が混在する年代とも言えるため、是非このデータを一つの参考としてみてはいかがでしょうか?
30代が入院した場合の費用
病気やケガによる入院をする場合は、症状やケガの具合によって入院日数は変わり、入院日数が多くなれば、入院費用も多くなります。
令和元年の生命保険文化センターの調査によると、入院時の1日あたりの自己負担費用の平均は23,300円、平均在院日数は32.8日となっています。
入院費には、治療費だけではなく食事代、差額ベット代、交通費、衣類、日用品等、様々な費用が含まれています。
疾病によって入院日数も大きく異なってくるので、出費が不安に感じる方も多いかと思います。
ですが、公的制度を使うことによって医療費を大幅に抑えることができます。
公的制度とは
公的医療保険制度とは、病気やケガで受診したときにかかる医療費の一部を健康保険などが負担をしてくれる制度です。
公的医療保険制度の代表的なものを解説していきます。
高額療養費制度
重い疾病にかかってしまった場合、入院日数が長く、医療費も高額になるケースは少なくありません。
30代に限らず、家計に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
そのために、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月の上限額を超えた場合に、その超えた額を支給される制度があります。
介護保険制度
近年、社会問題にもなっている少子高齢化に伴って、介護が必要な方を家族のみで支えることが困難になってきたことから、家族だけでなく社会全体で支えあうことを目的として設けられました。
保険金額や保険料を決める際に、こういった公的制度を考慮した上で決めることが大切です。
遺族年金とは
一家を支える大黒柱に万が一が起き、経済的困難に直面する家庭もあるかもしれません。
そのようなときに、頼りになるのが遺族年金です。
遺族年金とは、生計を維持されていた遺族の生活保障のための年金です。
遺族年金では、亡くなった人が加入していた年金の種類や年金保険料の納付状況が大きく関係してきます。
遺族年金には、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、納付状況などによって、いずれかもしくは両方の年金を受け取ることができます。
30代におすすめの保険
30代に限らず、職業や経済状況、家族構成、また、男性か女性かの違いによっても、備えるべきリスクは異なります。
例えば、病気やケガで入院を余儀なくされた場合、治療費はもちろんですが、仕事を休むことになり収入の減少が懸念されます。
医療保険に加入をしていれば、治療費の負担を減らし、収入減少のダメージも抑えることができます。
必要な保障もしくは、保険金額は異なるため、ご自身に一番合った保険を選ぶことが大切です。
まとめ
30代は、ライフステージの変化が多いことから保険の加入率も多く、病気のリスクも上がってくる年代です。
どのくらいの保障を持てば安心なのか、不足分や過剰に保障を持っていないか。
まずは信頼のおけるFPに相談をして、適切な保険に加入するようにしましょう!
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