【FP監修】学資保険って必要なの?専門家が教える教育資金の準備方法4選!

教育資金への備え学資保険2022.06.01 公開 | 2022/07/11 更新

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お子様が産まれて皆様が一番最初にするお金の心配といえば、そう「教育資金」ではないでしょうか?
実際にいくらかかるのか?また、それに対してどのように備えていくのがいいのか?
教育資金に悩む方々、小さなお子様を持つ皆様、必見です!

学資保険ってなに?

小さなお子様がいる家庭でよく話題にあがる「学資保険」ですが、「学資保険」とはそもそもどんなものなのでしょうか?

いわゆる「学資保険」

学資保険とは、一般的に「お子様の将来の学費の積み立てを目的とした保険」の事を言います。

もともと郵便局(現かんぽ生命)が第一号学資保険を販売し、瞬く間に大人気となりました。

約10年から15年ほど保険料を払込み、お子様が15歳や18歳に到達したときに祝い金としてお金を受け取ることができます。

また払込中に親(保険料負担者)に万が一のことがあった場合、その後の保険料払込が免除され祝い金はしっかり受け取れるといった仕組みです。

さらに、当時は円建てで5%以上の利率が付き、総受取額は払込累計額のおよそ1.5倍ほどというものもありましたので、資産運用としての一面もありました。

ですが、現在は過去に例がない低金利時代なので、そのようなパフォーマンスを出すことが困難になってしまいました。

学費目的での「積立型の保険」

学資保険の人気が薄まる中で、ここ数年注目を浴びているのが「外貨建て保険」や「変額保険」です。

通常は主に老後の備えなどの為に加入される方が多いですが、これらを保険金額や払込期間を変えることで学資保険として応用するケースが急増しております。

死亡時の保障も大きくつけることができますし、学費が必要になったタイミングで切り崩して使う事もできます。

また、外国の高い利率や株式の成長力を反映させることができるので、資産運用の役割もしっかり果たしてくれます。

なので最近では一概に学資保険と言っても、前者のいわゆる「学資保険」と、後者の学費目的に入る積立型の保険(外貨建てや変額保険)という二つの保険を意味する事が多くなっております。

そもそもいくら必要?

では、いったいいくらの教育資金を用意しておけばいいのでしょうか?

一般的に学資保険やその他金融商品で準備する学費は、私立高校、もしくは大学以降の教育費を目的とされる方がほとんどです。

それぞれのケースについて考えていきましょう。

高校費用

文部科学省「平成30年度学校基本統計(学校基本調査報告書)」によると、高校費用は以下のようになっております。私立高校の方が大幅に高くなっていますね。

公立 私立
入学金 0円 163,362円

学校教育費

280,487円/年 719,051円/円
学校外活動費 176,893円/年

250,860円/年

3年間合計 1,372,140円

3,073,095円

大学費用

文部科学省「国公私立大学の授業料の推移」、「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると、大学費用は以下の通りです。

国立(文・理) 公立(文・理) 私立(文系) 私立(理系)

入学金

282,000円 392,391円 229,997円 254,309円

授業料

535,800円/年 538,734円/年 785,581円/年

1,105,616円/年

施設整備費 0円 0円 151,344円

185,038円

4年間合計 2,425,200円 2,547,327円 3,523,665円

4,861,811円

大学費用に関しては、公立なのか私立なのか、文系か理系かによって大きく異なってきます。

また、薬学部や医学部など、医療系の学部に進学される方は上記の金額より大幅に高額になるでしょう。

大学費用に関しては、学費の他に一人暮らしの費用(引っ越し資金や仕送り等)なども加算されてくるので、注意が必要です。

教育資金の備え方4選

それでは、学費についてどのように準備していけば良いか、その方法を4つご紹介します!

1,銀行預金

まずは銀行預金や定期積立などです。

シンプルにコツコツ貯金していきましょう!という事ですね。

銀行預金のメリット

まず大きなメリットは、良くも悪くも預け入れた金額から変動することがありません。

また、入出金も自由なので、いざとなったら自分の好きなタイミングで引き出すことができます。

銀行預金のデメリット

上記二点はデメリットとも言えます。

学費を場合は使うまでには15年以上という長い時間があるのですが、銀行預金ではほとんど増やすことができません。

そのため必要額をそのまま貯めなければいけませんし、インフレが起きた場合価値が目減りしてしまう危険性もあります。

また、いつでも引き出せる=いつでも使えてしまうという事なので、将来必要な時までに使ってしまい、いざ必要な時に無くなっていた、、なんてこともあり得ますよね。

2,つみたてNISA

続いてつみたてNISAの場合はどうでしょうか?

20年という非課税期間を使って効率よく増やしていくことができます。

つみたてNISAのメリット

メリットとしては2点挙げられます。

まずは収益性です。

長期積立投資はリスクを抑えながら運用することが可能です。

将来必要になるであろう金額よりも少ない積み立て金額で学費の準備ができるので、今の支出を抑えることができます。

また、将来受け取る際、利益に対して非課税で受け取ることができます。

通常有価証券は利益に対して20%課税されるので、仮に100万円利益が出たとしたら、約20万円ほど手取りが増えることになります。

つみたてNISAのデメリット

大きく二つ挙げられます。

一つ目は、将来受け取る金額が読めないという点です。

運用成績によって受取金額が変わってしまうので、いざ必要なタイミングで運用先が大きく値下がりしたなんてことがあると、そもそも学費として足りなくなってしまうこともあるかもしれません。

その不足分は貯金から出せるという方であれば問題は無いかもしれませんが、若干計画性には欠けるかもしれません。

 

もう一つは保障が無いことです。

銀行もそうでしたが一家の大黒柱に万が一の事があった際、そこで積み立てが終了し、払った金額ほどしか受け取ることができないという事です。

もし早期に万が一の事が起こってしまった場合、最悪学費を用意できないということもあるかもしれません。

3,学資保険

3つ目は、冒頭にご紹介した、いわゆる学資保険です。

学資保険のメリット

一番のメリットは保障性があることです。

親に万が一の事があった場合、その後の保険料の払込が免除されますが、祝い金を受け取る権利は継続されるので、万が一の事があっても学費を準備することができます。

また、円建てで運用益をつけることができる事もメリットです。

低金利時代の今、返戻率の良い商品でも105%ほどですが、払い込んだ金額より多く帰って来る事が期待されます。

さらに、保険料控除を使うことも出来ます

払い込んだ保険料の金額の一部を所得から控除することができるので、積み立てているだけで節税の効果もあります。

学資保険のデメリット

大きく2つ挙げられます。

一つ目は、銀行と同じく収益性に乏しいことです。

良くても105%ほどなので、大学入学時に約40万円程しか受け取れない場合が多く、4年制大学へ進学する場合はほとんどの場合、この方法だけで学費を賄うのは不可能でしょう。

もう一つは、受け取るタイミングが決められているという事です。

商品によって差はありますが、祝い金として、いつ、いくら受け取るかを事前に決められてしまっています。

加入した時点ではお子様が今後どのような進路に進むか決まっていることはほぼ無いと思うので、自由度は大きく制限されてしまいます。

4,学資保険以外の積立保険

最後は積立型の保険です。

ここでは、外貨建てや変額保険等、収益性のある保険をイメージしています。

積立保険のメリット

まずは収益性です。

つみたてNISA同様、外国の債券や世界の株式の恩恵を受けることができるので、長期積立投資が可能になります。

つみたてNISAよりは収益性に関しては劣りますが、十分運用することは可能です。

また、大きな保障を持つこともできます。

万が一の事があった際、総払込金額より大きな金額を遺族が受け取ることができるので、早期に万が一の事があった場合でも学費を確保することができ、お子様にしっかり教育を受けさせることができるでしょう。

積立金額を自由なタイミングで引き出すこともできるので、必要なタイミングで必要な分だけ使うことができ、自由度も高いと言えるでしょう。

3の学資保険同様、保険料控除の対象でもあるので毎月積み立てをしながら節税も可能です。

積立保険のデメリット

やはり運用実績によって受け取る金額が上下してしまう事があげられます。

ただ、つみたてNISAと違うところは、「設計書」というシミュレーションを出すことができるので、多少は将来の金額をイメージしやすい状態になっています。

どれを選ぶべきなのか?

たくさん選択肢がある中でどれを始めればいいのでしょうか?

どれもメリット、デメリットが存在するので、「一番良いもの」というよりは「一番合っているもの」を選ぶといいのではないのでしょうか。

選ぶポイントとしては、仕組みを比較するのではなく、
「目的」⇒「条件」⇒「商品」というふうに逆算して考えると答えが出るかもしれません。

  • 「目的」…子供にしっかり教育を受けて欲しい。など
  • 「条件」…計画的に準備したい。自分に何があっても子供には迷惑をかけたくない。長期なのでしっかり運用したい。など
  • 「商品」…上記を踏まえたうえで、自分に合ってそうなものはなんだろう?

というふうに選んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

一概に「学費の準備」と言っても様々な方法があります。

ご自身の考えや目的に一番合う選択をし、お子様にしっかり教育を受けさせてあげられる準備を始めていきましょう!

もし「自分では何があってるか分からない。」、「もっと具体的な商品などのお話が聞きたい。」とうありましたら是非、下記リンクから一度専門家に相談してみてください!

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