【FP監修】お年玉の平均額っていくら?使い道やマナーについても解説!

リアル家計簿をのぞく2023.03.29 公開 | 2023/04/12 更新

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お年玉をあげる際、どのくらいの額にすれば良いか分からない方も多いはず。
今回は、お年玉の平均額を年齢別に解説します。お年玉をもらった際に教育に活かす方法やあげる際のマナーも紹介しています。
ぜひお年玉をあげる際の参考にしてください。

年齢別に解説!お年玉の平均と使い道は?

それではさっそく、年齢別にお年玉の平均額を見ていきましょう。

ここでは、2021年に住信SBIネット銀行株式会社が調査したデータを元にします。

参考:2021年 お年玉に関する意識調査

【小学生未満】1,000円以内

小学生未満の子どもへのお年玉は、1,000円以内が平均となりました。

小学生未満の子どもは、まだお金の価値を理解できないため、両親が子どもの教育に必要な教材や本を購入したり、子どもの為に貯蓄したりというケースが多いようです。

【小学生】1,000~3,000円

小学生へのお年玉の平均は、1,000〜3,000円です。

お金の大切さは理解しているものの、一人ではお金の使い道の判断がつかないケースが多いでしょう。

そのため、もらったお年玉は親と相談して、貯金や習い事に使う人が多いと予想されます。

また、欲しいものが増えてくる年齢でもあるため、どうしてもほしいものはお年玉から使うというケースも増えていくでしょう。

【中学生】3,000円~5,000円

中学生へのお年玉の平均は3,000円〜5,000円です。

中学生は小学生に比べ、お金の価値や使い方を理解している場合が多いです。

しかし、まだまだ経験不足であり、適切な使い方を知らない子どもがほとんどでしょう。

そのため、大人がお金の使い方や価値観について教えていく必要があります。

具体的な使い道としては、貯金や好きなものを購入するケースが多いようです。

【高校生】5,000~10,000円

高校生へのお年玉の平均は5,000〜10,000円です。

高校生になると、ある程度お金の価値や使い方に関する理解度が高まります。

ここで重要になるのは、お金を使う前に必要なものかどうか、本当に欲しいものかどうか、お金を使うことで得られるものが何かを考えることです。

また、高校生になるとアルバイトを始める人も増えるため、お年玉をもらうためにはどれほど働かなければならないかが目に見えるでしょう。

【大学生】10,000~30,000円

大学生へのお年玉の平均は10,000〜30,000円です。

大学生は社会人に近い立場にあるため、お金に関する理解度は高いと言えます。

お年玉の使い道としては、友達との旅行などの娯楽につかうことはもちろん、資格取得などの自己研鑽に使う人も多いようです。

お年玉をもらった際に教育に活かす方法3選

ここまで、年齢別にお年玉の平均額を見てきましたが、実際にお年玉をもらった際、子どもにお金の大切さを教えるにはどうしたら良いのでしょうか。

ここからは、お年玉をもらった際に教育に活かす方法を解説します。

①お金をもらったことに対する感謝をする

子どもがお年玉をもらった場合は、お年玉をくれた人に対してお礼や感謝の気持ちを伝えさせることが重要です。

特に、小学生前後の子供は、お金をもらうことの大変さを知らないことが多いです。

「大人が一生懸命働いて稼いだお金」という認識を持ってもらうためにも、感謝の気持ちをしっかり伝えるよう教えましょう。

②貯金してお金の使い方を学ぶ

お金の価値が分からない子どもに貯金をさせることで得られるメリットは非常に多くあります。

例えば、将来お金が必要になった際、貯金からお金を使うことができます。

このように、将来使うべきお金を、今から計画的に貯めることの大切さを教えることができるでしょう。

また、お金を貯めるためには収入や支出を管理し、無駄遣いを減らす必要があることを学ぶことができます。

③子ども自身に決めてもらう

お年玉を教育に活かすためには、子ども自身に使い道を決めてもらうことも効果的です。

自分で決めたお金の使い道が正しかったのかどうかを両親と一緒に考えることで、お金の使い方を意識できるようになります。

また、ただお金を消費するだけでなく、自己投資やお金を増やすという選択肢もあることを教えていけると、なお良いでしょう。

 

お年玉をあげる際のマナー 4つ

ここからは、お年玉をあげる際のマナーを解説します。

初めてお年玉をあげる方は、事前にマナーをチェックしておくと安心です。

ポチ袋にお金を包む

お年玉を渡す際は、直接お金を渡すのではなく、ポチ袋に入れて渡すのがマナーです。

ポチ袋の表には相手の名前、裏には自分の名前を書いて渡しましょう。

急にお年玉を渡すことになっても困らないよう、年末年始はポチ袋を用意しておくと安心です。

お札の折り方に気を付ける

お年玉をあげる際のマナーとして、お札の折り方があります。

お札をポチ袋に入れる際は折りたたむ必要がありますが、お札を開いた際に表面が見えるように折りましょう。

お札を開いた際に表面が見えるようにするには、表面が内側になるように、左から右へ順に三つ折りにします。

ポチ袋のサイズによっては、お札を四つ折りにする必要があるかもしれませんが、「四」という数字は縁起が悪いので三つ折りにするのが無難です。

綺麗な状態のお金を渡す

お年玉を渡す際は、綺麗な状態のものを用意することがマナーです。

お年玉をわたす人数分のお金を用意し、あらかじめポチ袋に入れておくのは当然ですが、突然お年玉を渡すことになったときでも対応できるよう、財布の中には綺麗なお札や500円玉を準備しておくと安心です。

相手が喪中の場合はお小遣いとして渡す配慮をする

本来、相手が喪中の場合はお年玉だけでなく正月に関することは控えることが一般的です。

しかし、お年玉を楽しみにしている子どもは多いため、お小遣いとして渡すようにしましょう。

また、相手が喪中の場合だけでなく、自分自身が喪中の場合も同様です。

まとめ お年玉の平均額やマナーについて

ここまで、お年玉の平均や、お年玉をもらった際に教育に活かす方法をお伝えしました。

結論としては、年齢別でお年玉の平均額は異なっており、年齢に合わせた使い方をすることが重要です。

上述の通り、年齢が低いほどお年玉の金額は下がります。

また、実際の使い道も年齢によって変わってくるでしょう。

しかし、お年玉の使い方を一緒に考えることで、お金に関する理解度は深まります。

こどもがもらったお年玉を何も言わずに貯金するのではなく、子どもに使い道を聞いてみたり、貯金する大切さを教えてみたりしてはいかがでしょうか。

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