【FP監修】外貨建て保険と学資保険、教育資金の準備はどっちがおすすめ?違いや特徴を徹底比較!

外貨建て保険2022.03.16 公開 | 2023/03/25 更新

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教育資金を貯める方法で定番なのが学資保険。
でも「外貨建て保険も気になる」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、学資保険と外貨建て保険の違いを徹底比較していきます。
この記事を読んで、効率的な教育資金の準備を選んでいきましょう。

外貨建て保険と学資保険を徹底比較!

お子様をお持ちのご家庭や、まもなくお子様が産まれる家庭では、学資保険をご検討されている方も多くいらっしゃると思います。
ただ、学資保険について周りの相談すると、積立型の外貨建て保険をおすすめされた方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここでは、外貨建て保険と学資保険を徹底比較、解説していきます!

 

外貨建て保険とは?

外貨建て保険とは、保険金や保険料、解約返戻金などを米ドルや豪ドル等、外貨で運用する保険です。
今日、世界で最も金利が低いと言われている日本では円よりも高い金利で運用される外貨建て保険に加入する方も増えてきています。

外貨建て保険のメリット

運用利率が高い

基本的に積立型の保険は国債で運用を行っています。
そこで、日本国債と米国債を比べてみると、ここ10年での利回りは、日本の国債より米国の国債の方が利回りが高いことがデータとして出ています。
なので、米国債で運用を行っている外貨建て保険の方が円建ての保険よりも利率が高く、貯蓄性が高くなっています。
また、貯蓄性だけでなく、同じ保障を持ったとしても、保険料の負担は円建て保険よりも外貨建て保険の方が安くなります。

 

外貨建て保険のデメリット

為替リスクがある

外貨建て保険は毎月支払う保険料や、解約返戻金や満期保険金、死亡保険金等受け取る際には外貨で決められています。
なので、為替の変動により保険料や、解約時の解約返戻金や死亡保険金等が変動します。

為替手数料がかかる

上記でお伝えした通り、外貨で固定されているので、そこから円へと両替をしなくてはなりません。
その際には、為替の手数料がかかってきます。
為替の手数料は保険会社によっても変わってきますので、外貨建て保険を検討される際は、手数料についても確認してみましょう。

 

学資保険とは?

学資保険とは、お子様の小・中・高・大の入学金や学費等の教育費を貯める為の保険です。
主に、入学金や学費などの一括で大きなお金の為に加入される方が多くいらっしゃいます。
そんな学資保険ですが、受取方には2種類の方法があります。

1:ステップ型
小学校から大学までの入学時に保険金を受け取る方法。お子様の成長に合わせて保険金を受け取れます。

2:ジャンプ型
大学進学に重点をおき、大学入学時に大きな保険金を受け取れたり、また、高校入学に保険金を受け取ったりとステップ型に比べるとまとまって保険金を受け取れます。

現在の日本では、銀行預金の金利は最低水準となっています。
その為、預貯金で教育費を貯めていくのではなく、学資保険で準備をしていく方も多くいらっしゃいます。
学資保険は、保険料の支払期間に何もなく、満期を迎えられた場合は、支払った保険料の合計よりも満期金の方が多くなります。

 

学資保険のデメリット

インフレリスクがある

インフレとは物価が上昇することです。
また、インフレリスクとは物価が上昇した事によりお金の価値が下がってしまう事です。
学資保険の場合は、保険料を毎月一定で支払い、将来決められた金額を受け取る金融商品となっています。
なので、実際に受け取り、お金を使う際に物価が上昇してしまっていたらお金の価値が下がっていて入学金や学費に足りないという事が起こってしまう可能性があるという事です。
過去、インフレによって教育費はどう変動したかを見てみましょう。
授業料 入学金
昭和58年 約21万円 約17万円
平成10年 約47万円 約37万円
現在 約53万円 約40万円

※公立大学参考

大きな差は感じられないかもしれませんが、ここ約40年で倍以上に金額が上昇している事がわかります。

 

途中解約での元本割れリスク

学資保険は長くコツコツと貯めていく金融商品です。
なので、もし仮に支払いが困難になり、解約をしてしまった場合、多くのケースで支払った保険料より少なくなってしまいます。
つまり元本割れが起きてしまいます
その為、学資保険を検討する際は、毎月の収支等をしっかりと考えた上で無理のない範囲で考えてみなければいけません。

 

まとめ

ここまで、外貨建て保険と学資保険のメリット・デメリットを用いて比較してきました。
それぞれ良い特徴を持っていますが、上記でもお伝えした通り、外国債で運用している外貨建て保険の方が利率が良く貯蓄性が高くなっています。また、死亡保障も手厚くなっています。一方で、為替リスクもあります。
総合的に判断すると、貯蓄性が高く、死亡保障も手厚い外貨建て保険を選ばれる方が多くいらっしゃいます。
ただ、一概にどちらが良いとは言えず、「お子様が生まれる前」なのか、「お子様のご年齢が何歳」なのか、この2つのタイミングだけでもどちらの保険を選択するかによって今後のライフプランも変わってきます。
難しい事も多いので、プロのFP(ファイナンシャルプランナー)に相談しながら、自分の中でしっかりと理解して選択されるのがよろしいのではないかと思います。

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