【FP監修】2023年版おすすめの医療保険ランキングTOP5!専門家が特徴も含めて分かりやすく解説!
生命保険の中にも色んなジャンルがありますが、中でも医療保険は最も人気が高い商品です。
先進医療が必要になった際には高額の治療に備えることもでき、三大疾病にも備えられる特約もあります。
今回は、数ある商品の中からランキング形式で解説します。医療保険を検討する際に、ぜひ参考にしてください。
記事監修者
ファイナンシャルプランナー
柴田 秀樹
そもそも医療保険とは
医療保険とは、病気やケガによる入院・手術、通院に備える保険です。
契約時に給付金額が定められており、その金額に準じて支払われます。
また、最近は保障内容も多様化しています。
商品によって
5日以上の入院から支払う
1回の入院の支払限度日数は60日まで
など、給付条件にも様々な差が存在するため、一概に保険料だけを比較して安易に選ぶことはお勧めできません。
上記に加えて、医療費には高額療養費という上限が設けられています。
高額療養費は年収によっても金額が変わるため、自己負担額を確認し、ご自身にとって医療保険が必要かどうかをよく見極めましょう。
医療保険の種類をおさらい
更新型医療保険
10年などの一定期間で更新される医療保険で、更新のたびに保険料が上昇していきます。
加入時の保険料は安価ですが、更新のたびに保険料があがるため
「老後引退してから高額な保険料は支払いたくない」
と考えるお客様も実際にはいらっしゃいます。
また、商品によっては80歳などの一定年齢以降は更新が一切出来ないタイプのものも存在するため
「医療保険を一番使いたい年齢を前にプツンと契約が終わってしまった。」
というケースには注意が必要です。
全期型医療保険
保険期間は、80歳までや10年間などの一定期間であり、原則、その期間中は保険料も変わりません。
◯◯歳まで、というように年齢で決まるタイプと、◯◯年間というように年数で定められたタイプが存在します。
終身型医療保険
保険期間が一生涯に渡るタイプの医療保険です。
しかし保険料の支払い方には
- 一生涯続くタイプ
- ◯◯歳や◯◯年間というように一定期間で終わるタイプ
が存在します。
近年では、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」や、メットライフ生命の「リターンボーナスつき終身医療保険」など、所定の受取時に生存していた場合には払い込んだ保険料累計から「それまでに給付を受けた金額を差し引いた金額」を受け取ることが可能なタイプも人気を集めています。
このようなタイプは
「使わなかった分は戻ってくるから嬉しい」
という評判から近年注目を集めています。
医療保険の特徴
保障がバラエティ豊かにそろっている
医療保険は「自分が死亡することは考えにくいけど、病気やケガでの入院はありえそうだ」という理由で、日本で最も販売件数が多い商品です。
医療保険は、1回あたりの入院日数が定められており、現在主流の医療保険では、1回あたりの入院日数を60日に設定している商品がほとんどです。
しかし、厚生労働省の患者調査結果では、4日以内の病院での入院が30%台、14日以内の入院まで含めると、入院全体の約70%を占めています。
このように、入院日数が短期化していることもあり、入院した場合、一律5日分や10日分の一時金を受け取れる商品が増えています。
入院するといくらかかるのか?
入院した際、医療保険に入っていれば、入院給付金や手術給付金を受け取ることで、金銭的にメリットを感じるかもしれません。
しかし、健康保険には高額療養費制度があり、医療費に上限が設けられています。
1カ月あたりの給料が50万円までの場合、たとえ医療費がひと月100万円かかったとしても、自己負担は8万7430円です。
これとは別で、食事代や洗濯代、テレビカード代などその他雑費が追加でかかってきます。
傷病手当金
上記の高額療養費とは別で、さらに会社員や公務員の場合、会社から給料をもらえない時でも、健康保険から傷病手当金を受け取れます。
傷病手当金を受け取るには、まず、連続3日間休むことが必要です。
また、欠勤4日目から最長1年半にわたって、給料の3分の2を受け取ることができるため、収入が急にゼロになることはありません。
このように、全てを医療保険で準備する必要はありませんが、高額療養費制度は医療費のみが対象になるため、その他は実費であり、傷病手当金も元の収入の3分の2になってしまいます。
これらを加味した上で、医療保険に加入せずとも十分に補えられるのかをご自身でしっかり確認する必要があるでしょう。
2023年版 医療保険ランキングを紹介
ここからは実際に人気の医療保険をランキング形式で紹介していきます。
このランキングは、実際に問い合わせの多い商品を掲載していきます。
1位 オリックス生命「新CURE(キュア)」
新CUREは、保険料も安く、定評のある商品です。
三大疾病での入院は、無制限となります。また、入院日数は60日型を選んでも、120日型を選んでも、保険料はほぼ同じです。
例えば、30歳男性は1,531円ですが、120日は1,646円と、わずか115円の違いです。
また、重度三大疾病一時金特約は、三大疾病での入院を要件に受け取れます。
2位 はなさく生命「はなさく医療」
はなさく医療は、他社の保障内容を軒並み取り入れた商品です。
保険料も比較的に安く、女性医療特約の手術給付金が不妊治療も給付金の対象になる点が特徴です。
3位 FWD医療
FWD医療はFWD生命から販売されている商品で、あまり聞きなじみのない会社かもしれません。
保険代理店での販売に特化した会社であり、割安な保険料と充実した保障内容が人気です。
4位 三井住友海上あいおい生命「&LIFE新医療保険Aプレミアム」
&LIFE新医療保険Aプレミアムは、日帰り入院から入院5日目まで、一律5日分の入院給付金を受け取ることができます。
また、初期入院10日給付金特則をつけると、一律10日分受け取れます。
オプションが手厚く、ガン診断給付金や抗ガン剤治療、介護・認知症をはじめ、不妊治療もあります。
注目すべき点は、三大疾病入院一時金給付特約です。ガン(含上皮内ガン)・心疾患・脳血管疾患で入院した時が一時金の受け取り要件です。
ポイントは、先進医療特約をつけることで、技術料だけでなく、交通費や宿泊費まで受け取れます。
5位 チューリッヒ保険「終身医療保険プレミアムDX」
終身医療保険プレミアムDXは、保険料が最安レベルの保険です。
また、365日型を選べるのは大きなメリットでしょう。
7大疾病延長入院特約をつけると、7大疾病による入院を支払日数無制限で一生涯の保障です。
人気のないワースト医療保険
あまり評判の良くない医療保険としては、大手生命保険各社から発売されている医療保険が挙げられました。
従業員や販売事務所を多く抱えており
- 頻繁なCMを打つなど保険料にコストが上乗せされている
- 複雑な設計がおおい
などが理由のようです。
医療保険ランキングのまとめ
医療保険に加入する際は、上述した高額療養費制度、傷病手当金等を考慮した上で、ご自身に必要な保障に過不足なく加入することが大切です。
数多くある商品の中から商品を選択し、かつ保障内容をご自身で取捨選択するのは難しい点もあるかと思います。
そのため、お金のプロにまずは相談した上で、多様化している商品の中からご自身に一番合った商品に加入するとよいでしょう。
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