【FP監修】帝王切開の費用はいくら?保険は使えるの?専門家がわかりやすく解説!

病気・ケガへの備え2022.07.30 公開 | 2022/07/30 更新

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実は近年、帝王切開での出産が増えてきています。
自然分娩と比べて、いくらくらい費用面での差があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、帝王切開でかかる費用や保険が使えるのかどうかについて解説していきます。
是非参考にしてみてください。

帝王切開の費用っていくらかかるの?

自然分娩と帝王切開の場合では、かかる費用は異なります。

健康保険の適否や入院日数などによって変わってくるので、それぞれについて見ていきましょう。

自然分娩でかかる費用

自然分娩は病気やケガにあたらないため、公的医療保険・民間の医療保険共に適用はされません

そのため、出産、入院費用はすべて自己負担となります。

かかる費用は、国民健康保険中央会が発表する「正常分娩分の平均的な出産費用について(平成28年度)」によると約50万円となっています。

帝王切開でかかる費用

帝王切開の場合、自然分娩の費用に手術費などが加わります。

この手術費は地域、医療機関に関わらず一律となっており

  • 予定帝王切開:20万1400円
  • 緊急帝王切開:22万2000円

がかかります。

入院費、差額ベッド代、食費、日用品代も別途必要になるため、60~70万円ほどの費用が発生します。

ただし、自然分娩、帝王切開共に出産育児一時金として健康保険から42万円が支給されます。

さらに、この出産育児一時金は病院窓口での支払いの際にかかった費用から引いてもらうことができ、経済的な負担を軽減することができます。

帝王切開に医療保険は使えるの?

多くの場合、帝王切開は医療保険の給付対象となります。その場合の受けられる保障内容を見ていきましょう。

入院給付金

入院給付金は病気やケガの際、入院一日につき○○円といったかたちで受け取ることのできる給付金です。

手術給付金

手術給付金は、病気やケガで手術をした際に、1回の手術につき○○円といったかたちで受け取ることのできる給付金です。

例えば入院給付金日額1万円、手術給付金10万円の保険に加入しており帝王切開で7日間入院した場合、17万円の給付金を受け取ることができます。

女性疾病特約などの給付金

医療保険に女性疾病特約を付けていた場合、通常よりも上乗せして給付金を受け取ることができます。

具体的な給付金額などは、契約内容により異なるので予め確認しておきましょう。

帝王切開にはいつから保険で備えればいい?

妊娠中に保険加入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

妊娠中に加入ができても、給付の対象外などの条件がつく可能性が高くなります

そのため、保険はできる限り妊娠前の加入をおすすめします。

実は直前で加入できる医療保険もある!

妊娠中でも加入ができる医療保険はあります。

しかし、一般的には例えば妊娠21週までの加入が条件として付いているものや、週数問わず加入できるが、出産に関しては給付の対象外になるものも多いです。

なかでも出産直前でも無条件で加入できる医療保険もあります。

このように、数多くの保険会社によって定められている条件や特徴が異なるため、加入条件や保障内容をしっかりと確認の上、検討することが大切でしょう。

帝王切開のまとめ

ここまで、帝王切開における費用と、保険について解説してきました。

自然分娩との異なる点、保険の加入条件等、妊娠前に確認しておくことをおすすめします。

また、妊娠中でも無条件で加入できる保険もあるため、各保険会社の保障内容や条件を照らし合わせて検討しても良いかもしれません。

「判断が難しい」、「どの保険が良いか分からない」、そんな時にはプロのFPに相談してみるのも良いでしょう。

 

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