【FP監修】外貨建て保険に加入するタイミングはいつが良い？新型コロナウイルスの影響があるこの時期の加入はどうなのか解説！

• 円よりも金利が高いので貯蓄性が高い

長期金利の指標となる10年満期の国債の金利を日米で比較すると、日本は0.075％に対してアメリカは2.823％(いずれも2018年2月8日のもの)です。

アメリカの方が高く、2％以上もあります。

この高い金利により、円建ての保険と比較して解約返戻金は多く、死亡保障額も大きくつけられることが一番の特徴です。

為替の変動で利益がでる可能性がある

一般的な円建ての保険よりも高い予定利率で運用されるメリットと、為替差益が発生する2種類のメリットを期待することができます。

また、日本円だけでなく、他の国の通貨(豪ドルなど)にも分散して投資することは、日本の景気が低迷していった場合の日本円の価値が下落するリスクをカバーする働きもあります。

資産運用の方法は保険だけではなく、投資信託などをうまく活用して外国の株式や債券に投資することもできます。ただ投資信託の場合は元本毀損リスクなどのリスクに気を付ける必要があります。

一方で外貨建て保険では、主に為替変動リスクのみに気を付ければすみます。

外貨建て保険は資産運用だけでなく、もちろん生命保険としても活用することができます。
終身保険では死亡時のご遺族の生活の保障としても使え、相続税対策にも活用できます。解約返戻金は教育資金や老後資金などにも使用することもできます。
個人年金保険では老後資金の準備に活用でき、養老保険は死亡保障に備えつつ、万が一がなかった時には将来の貯蓄としても活用ができます。

外貨建て保険が適している人は？

外貨建て保険は、「保険」という名称ではありますが、為替リスクや利回り、日本円に換算するといくらになるのかを常に考えておく必要があるものです

資産を円以外の通貨に分散投資したい人

近年では経済のグローバル化が進んでおり、将来日本経済がどうなるのかわからない中で日本円だけを自分の資産として保有することはリスクと考えられています。

その為、資産の分散化を目的に投資をしたいと考えている方にとって、日本円を外貨に両替えして資産運用を行う外貨建て保険は、その目的に適しているといえるでしょう。

海外移住や留学などの予定がある人

また、将来的には海外留学や移住なども考えている場合、外貨建て保険で保有している外貨が使える地域であれば、わざわざ外貨から日本円に戻す必要がありません。

つまり、為替の影響を受けにくくなるため資産の減額というリスクを減らすことができます。そのため将来的に海外留学や移住を考えている方には外貨建て保険は向いています。

外貨建て保険に入る際にチェックするポイント

両替のたびにかかる為替手数料は低い保険のほうが有利です。

外貨建てでの保険料

予定利率は各保険会社が独自に決めていますが、その水準は一般的にアメリカの景気の拡大期や、物価上昇が進むと高くなる傾向があります。
保険は予定利率が高いときに加入した方が有利です。

解約返戻率

外貨建て保険は様々な保険会社が多様な商品を提供しています。
まずは保険会社の説明を納得できるまでよく聞くことが大切です。複数の保険会社の商品の特徴や手数料などを比較検討することが重要です。

なぜかというと理由は大きく3つです。

外出自粛により時間ができた。

まさに今そのリーマンショックと同じような状態が来たとして、資産運用のチャンスと考えている人が増えてきています。

これらのことから、保障と運用を兼ねた外貨建て保険に挑戦してみようというニーズが増えて実際に行動に移す人も多く現れました。

2月中旬から北海道での感染者急増し、緊急事態宣言が発令されるとすべてがコロナウイルスの影響ではないですが3月上旬にかけて101円台まで下落しました。
しかし、6月後半では107円台まで戻ってきました。

この後、第2波、第3波と来た場合にまた為替相場の動きが活発になる可能性はありますが、新型コロナウイルスの影響としては為替相場は大きく変動はなかったかといえます。

ただ、為替はあまり変動はなかったのですが世界的に政策金利を引き下げたので、利率変動型の保険商品では影響がある可能性があります。
ただ保険会社により最低利率を設定されている商品などは影響がない可能性もあります。

今回のコロナウイルスで外貨建て保険に加入するのはどうか。

その影響で多くの外貨建て保険は、利率の見直しや外貨建て保険の一部販売停止をするなど市場の反乱がおきています。

ただ、こういう時に保険のプロは外貨建て保険に加入する場合は最低保証利率があるものに加入することをお勧めします。

そんな最低保証を設定している数少ない保険商品が、メットライフ生命の「ドルスマート」やマニュライフ生命の「こだわり外貨終身」です。
いずれにせよ、外貨建て保険は短期的に考えるのではなく、万が一の備えや将来の為に保有しておくという考えが大事です。今後景気回復や為替相場の動きなどを見込むと、保険のプロなどにしっかりと相談をし資産形成の一部として考え加入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

そんな状況の中、何から始めたらよいのかわからない方や、どのように資産形成していけばよいかわからない方などは、まずご自身の生命保険から見直しも兼ねて検討していき、今回述べた外貨建て保険に加入検討されるのも良いかと思います。

外貨建て保険に加入する際には、保険のプロに相談をし、しっかり納得されたうえで加入しましょう。そして外貨建て保険は長期的に保有するものですので、その中でやはりご自身の担当者との関係も大事になっていきますので、知識のしっかり持った方や親身に考えて下さる保険のプロに任せるのが良いでしょう。

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